「拠点」という言葉には、「活動の足場となる重要な地点」という意味があります。
ビジネスシーンでもよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「拠点」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「拠点」の意味は『活動の足場となる重要な地点』
拠点の読み方は「きょてん」です。
語源は、頼みとしてすがるという意味の「拠」とところという意味の「点」から来ており、
- 「拠」は頼みとしてすがる
- 「点」はところ
の2つが合わさってできた言葉です。
『拠点』には
- 活動の足場となる重要な地点
などの意味があります。
「拠点」の正しい使い方を例文で紹介!
「拠点」は、仕事や活動に関する重要な場所という意味で使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
推しは現在、海外を拠点に活動している。
例文②
その会社は中国に拠点を持っている。
例文③
将来的にはアジア圏に拠点を広げたいと考えています。
例文④
好きなお笑い芸人が活動拠点を大阪から東京に移した。
例文⑤
しばらくは東京と名古屋の二拠点生活になりそうだ。
「拠点」の類義語・言い換え4選
『拠点』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 基盤
- 根城
- 土台
- 大本
類義語①基盤の意味
おおもとになる物事。基礎。土台。
引用:コトバンク
あのベストセラーの基盤となったのは、著者の幼少期の体験らしい。
類義語②根城の意味
- 本拠とする城。主将の居城。本城。
- 行動の根拠とする場所。根拠地。
引用:goo辞書
詐欺グループは、マンションの一室を根城にしていた。
類義語③土台の意味
- 木造建築の骨組みの最下部にあって、柱を受け、その根本をつなぐ横材。建物の荷重を基礎に伝える。
- 建築物の最下部にあって、上の重みを支えるもの。基礎。
- 物事の基礎。物事の根本。
引用:goo辞書
祖父の教えが現在の自分の土台となっている。
類義語④大本の意味
物事の最も基本となるもの。根本 (こんぽん) 。根源。
引用:goo辞書
キムタクの「ちょ待てよ」の大本はドラマの台詞だと最近知った。
「拠点」と「本拠」の違いは?
「拠点」と「本拠」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「拠点」には活動の足場となる重要な地点という意味がありますが、
それに対し「本拠」には、根本のよりどころという意味があります。
「本拠」は基本的に1つ、「拠点」はいくつあっても問題ありません。
「拠点」は英語で『footing』
拠点は英語の『footing』に言い換えることができます。
footingの意味
- 〔しっかりした〕足場、足掛かり、地歩、地盤
- 足元の状態
- 《競馬》馬場の状況
- 歩き回ること、徒歩で移動すること
- 《建築》フーチング◆建造物の重量を分散させるために地面との接触面積が広くなっている基底部分。
- 基礎、基盤
- 〔活動などの〕拠点
- 立場、身分
- 人間関係、間柄
- 〔椅子などに〕足をつけること
- 〔列の数字の〕合計
引用:英辞郎
英語の『footing』には
- 足場
- 拠点
という意味があります。
「拠点」の対義語・反対語はなし
拠点の対義語はありません。