「恩恵を受ける」という言葉には、「ありがたい影響を得ること」という意味があります。
何かいいことを得られたときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「恩恵を受ける」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
恩恵を受けるの意味は『ありがたい恵みを貰うこと』
恩恵を受けるの読み方は「おんけいをうける」です。
『恩恵を受ける』には
- ありがたい恵みを貰うこと
- ありがたい恵みのおかげで、自分もありがたい影響を得ているさま
- ありがたい施しや恵みをもらう
などの意味があります。
「恩恵を受ける」の正しい使い方を例文で紹介!
「恩恵を受ける」は、ありたがい恵みや影響を得られたことを表現するために使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
太陽の恩恵を受けた結果、育てていたお花が咲いた。
例文②
お店の売り上げが良かったのは、都市開発が進んだ恩恵を受けたからだ。
例文③
国会でいろんな政策が出ているけれど、国民全員がこの恩恵を受けられるように対策をしてほしい。
例文④
台風は災害をもたらすこともあるけれど、雨や風から恩恵を受けることもあるよ。
例文⑤
恩恵を受ける側から、与える側になりたい。
【恩恵を受けるを使う時の注意点】
偉大な力や、目に見えない何かから受ける良い影響などを指します。
「恩恵を受ける」の類義語・言い換え4選
『恩恵を受ける』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 利益を得る
- 利用する
- 世話になる
- 享受する
類義語①利益を得るの意味
趣味のハンドメイドで利益を得た。
類義語②利用するの意味
家で勉強したくない日は、図書館を利用する。
類義語③世話になるの意味
しばらく実家に戻って親のお世話になろうと思う。
類義語④享受するの意味
享受の意味
受けること、我が物として味わい楽しむことなどを表す語。利点、恵み、施しなどの語と併せて用いられることが多い。精神的・肉体的・物質的、道徳的・非道徳的、いずれの側面についても使用される。
引用:Weblio辞書
プレミアム会員になったら、限定特典がたくさんあったのでありがたく享受する。
「恩恵」と「恩寵」の違いは?
「恩恵」と「恩寵」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「恩恵」には他人や自然から受ける恵みという意味がありますが、
それに対し「恩寵」には、神や君主から受ける恵みという意味があります。
どちらも恵みを受けることを表しますが、「恩寵」については神から受ける恵みや慈しみを指します。そのため「恩恵」の方が、より幅広く使える言葉といえます。
「恩恵を受ける」は英語で『benefit from』
恩恵を受けるは英語の『benefit from』に言い換えることができます。
英語の『benefit from』には
- 恩恵を受ける
- 利益を得る
という意味があります。
「恩恵」の対義語・反対語は『迷惑』
恩恵の対義語は、『迷惑』になります。
迷惑には
- ある行為がもとで、不利益を受けたり不快を感じること
- どうしてよいか迷うこと
- ある行為によって負担を感じること
などの意味があり、ある行動によって相手に負担や不快な感情を与えてしまったとき、または与えられたときに用いられます。
仕事でミスをしてしまい、周りに迷惑をかけてしまった。
どちらも「受けるもの」ではありますが、恵みを受けるのか、負担を受けるのかが異なりますので対義語といえます。