「年次」という言葉には、「年度に基づいた1年間」という意味があります。
季節や年月の変化など区分となる1年間を指す言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「年次」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「年次」の意味は『年度に基づいた1年間』
年次の読み方は「ねんじ」ですが、他にも「としなみ」という読み方もあります。
『年次』には
- 1年ごとに順を追う
- 年齢の順や長幼の序
などの意味があります。
「年次」の正しい使い方を例文で紹介!
「年次」は、期間の長さに関わらず、毎年行われる一定の期間に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらない可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
友達との年次旅行が楽しみ!
例文②
新入社員研修の年次スケジュールがメールで送られてきた。
例文③
年次評価で頑張りが認められてとてもうれしい!
例文④
新しい年次目標は、毎日の運動を取り入れて健康的な生活を送ること!
例文⑤
会社の年次報告書を準備中です。
「年次」の類義語・言い換え5選
『年次』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 年間
- 年中
- 年度
- 一年
- 歳次
類義語①年間の意味
- 1年のあいだ。「—計画」「—所得」
- ある年代の間。「元禄—」
引用:weblio辞書
ヨガの練習を続けて、一年間で心と体のバランスが整いました。
類義語②年中の意味
- 《「ねんちゅう」とも》1年の間。年間。「—無休」
- ある年代の間。年間。「宝暦—」
- (副詞的に用いて)いつも。始終。「—働いてばかりいる」
引用:weblio辞書
年中、カフェ巡りを楽しんでいます。
類義語③年度の意味
年度とは、事業活動や学業といった各分野の便宜に立脚して設けられる1年の区切りのこと。事業年度、会計年度、学校年度など、分野によって年度を区切る具体的な日付は異なる。
引用:weblio辞書
新しい年度が始まったから目標を設定しよう。
類義語④一年の意味
- 1月1日から12月31日まで。
- 12か月間。「卒業から—が過ぎた」
- 最初の年。1年目。元年。「昭和64年が平成—だ」
- 学校などの第1学年。また、その学生・生徒。1年生。
- ある年。「青春の—ロンドンに遊ぶ」
引用:weblio辞書
一年に一度の大好きなイベントが待ち遠しい!
類義語⑤歳次の意味
- 《古くは「さいし」。「歳」は歳星すなわち木星、「次」は宿りの意。昔、中国で、木星が12年で天を1周すると考えられていたところから》としまわり。とし。
- 年まわりの意。
引用:weblio辞書
今月の歳次の業績が好調だった。
「年次」と「年度」の違いは?
「年次」と「年度」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「年次」には1月1日から12月31日までの1年間という意味がありますが、
それに対し「年度」には、特定の日付から1年間という意味があります。
つまり、通常のカレンダーでは1月1日から12月31日までの1年間を示すときに使われるのが「年次」に対し、
「年度」というのは学校や会社などの場で特別な1年間を区切る際に使用される言葉となります。
そのため「年度」で指す期間は必ずしも1月1日から始まるわけでなく、例えば日本の学校では4月1日から始まる
ことが一般的です。ここが「年次」と「年度」の違いなのです。
「年次」は英語で『annual』
年次は英語の『annual』に言い換えることができます。
「年次」の対義語・反対語は無い
年次の対義語は、ありません。