「事後報告」という言葉には、「活動を終えた後に報告すること」という意味があります。
ビジネスシーンなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「事後報告」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
事後報告の意味は『活動を終えた後に報告すること』
【事後報告の意味】
新たな活動を行う際、活動を終えるまでの間ではなく終えてから報告することを意味する語。一般的には、その活動により影響を受ける他者に対しての報告のことを指すが、単に活動が終わった事実を公表するというような使われ方も存在する。
引用:weblio辞書
事後報告の読み方は「じごほうこく」です。
事後は物事が起こった後、報告は任務などを終えた後に、その状況や結果を述べることを意味します。
『事後報告』には
- 活動を終えてから報告すること
という意味があります。
「事後報告」の正しい使い方を例文で紹介!
「事後報告」は、ビジネスシーンなどでよく使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
ケーキバイキングに行ったことを、事後報告された。
例文②
簡単な作業なので、事後報告で構いません。
例文③
緊急であったため、事後報告となってしまい申し訳ありません。
「事後報告」の類義語・言い換えは『デブリーフィング』
『事後報告』の類義語・言い換えの言葉をご紹介します。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
デブリーフィング
類義語 デブリーフィングの意味
元は軍事用語ですが、現在はビジネスシーンでも事後報告や結果報告という意味で使用されています。
debriefing
- 〔兵士などが任務を終えた後に上官に〕報告すること
- 〔任務を終えた兵士などから上官が〕報告を受けること
- 〔仕事を終えた人から情報を得るために〕結果[感想]を聞くこと、報告を受けること、フィードバックを得ること
引用:英辞郎
先程の業務について、デブリーフィングをお願いします。
「事後報告」と「事後承諾」の違いは?
「事後報告」と「事後承諾」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「事後報告」には活動を終えてから報告することという意味がありますが、
それに対し「事後承諾」には、承諾を得る前に行われた行為に対して、事後に承諾を与えることという意味があります。
関係性で言うと、「事後報告」を行うのは任務(業務)などを実行する側で、「事後承諾」を行うのは任務(業務)などを指示したり許可を出す側となります。
「事後報告」は英語で『ex post facto report』
事後報告は英語の『ex post facto report』に言い換えることができます。
英語の『ex post facto report』には
- 事後報告
という意味があります。
「事後報告」の対義語・反対語は『事前連絡』
事後報告の対義語は、『事前連絡』と言えるでしょう。
連絡の意味
読み方:れんらく
1 関連があること。「一見何の—もない二つの事件」
2 気持ちや考えなどを知らせること。情報などを互いに知らせること。また、その通知。「—をとる」「本部に—する」
3 二つの地点が互いに通じていること。また、異なる交通機関が一地点で接続していること。「私鉄と—する駅」「—橋」
引用:weblio辞書
事前連絡には
- 事を行う前に知らせること
という意味があり、職場や学校などとのやりとりの場面でよく用いられます。
作業する時は、事前連絡をお願いします。
「連絡」には情報や意志・考えを知らせることという意味があり、何かをする前に知らせる場合によく使われます。一方、「報告」には状況や結果(活動後にわかること)などを述べることという意味があり、この2つの言葉には、先に伝えるか・後に伝えるかという違いがあります。