「目視」という言葉には、「目で見ること」という意味があります。
物事や人物などの対象を目で見ることを示す言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「目視」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「目視」の意味は『目で見ること』
目視の読み方は「もくし」です。
語源は漢字の「目(もく)」と「視(し)」で成り立っており、
- 「目」は物を見る働きをする器官
- 「視」は 注意して見る
の2つが合わさってできた言葉です。
『目視』には
- 目で見ること
という意味があります。
「目視」の正しい使い方を例文で紹介!
「目視」は、安全や作業工程を確認するときや、物を見る能力を表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
作業が完了したことを目視で確認することが大事です。
例文②
事故を防ぐには、運転手は目視で安全を確認しなければならない。
例文③
家計簿をつけることで、お金の流れを目視することができます。
例文④
人の目で目視できる距離には限界があるので、望遠鏡や双眼鏡が必要になります。
【目視を使う時の注意点】
実際に自分の目で見ることを表すときに使われるため、伝聞で認識したことを表す場合には使われません。
「目視」の類義語・言い換え2選
『目視』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 実見
- 目を通す
類義語①の意味
[名](スル)その場に居合わせて、実際にそのものを見ること。
引用:goo辞書
撮影現場を実見していた人に話を聞いてみます。
類義語②目を通すの意味
ひととおり見る。通覧する。
引用:goo辞書
情報収集のために、新聞には毎日目を通しています。
「目視」と「視認」の違いは?
「目視」と「視認」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「目視」には目で見ることという意味がありますが、
それに対し「視認」には、実際に目でみて確認することという意味があります。
どちらも目で見ているという点では共通していますが、「目視」は目で見るという行為そのものを意味しているのに対し、「視認」では見たものを確認するという意味が含まれています。
「目視」は英語で『visual observation』
目視は英語の『visual observation』に言い換えることができます。
英語の『visual observation』には
- 目視観測
という意味があります。
「目視」の対義語・反対語はありません
目視の対義語はありません。