「納品」という言葉には、「品物を納入すること」という意味があります。
ビジネスシーンなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「納品」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「納品」の意味は『品物を納入すること』
納品の読み方は「のうひん」です。
語源は二つの漢字の組み合わせから来ており、
- 「納」はおさめ入れるという意味
- 「品」はしなものを表す
が合わさってできた言葉です。
『納品』には
- 品物を納入すること
などの意味があります。
「納品」の正しい使い方を例文で紹介!
「納品」は、品物を納入することを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
先ほど無事に納品いたしました。
例文②
納品されたものをチェックします。
例文③
発注数と納品数が違っていて、パニックになった。
例文④
納品期限が短いので、気をつけてください。
例文⑤
確認した納品書は、青いファイルに閉じてください。
【納品を使う時の注意点】
一般的には納品とは商品が渡されることですが、納品と同時に代金を受け渡すことは少ないようです。
先に注文し、支払いを済ませていた商品が届くというイメージをもつとよいでしょう。
「納品」の類義語・言い換え3選
『納品』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 渡す
- 納入
- 届ける
類義語①渡すの意味
1 人や荷物を舟で向こう岸に運ぶ。
2 物の上を越えて、一方から他方へ物がとどくようにする。またがらせる。かける。
3 こちらの手から相手の手へ移す。手渡す。
4 自分の持っているもの、権利などを他の人に与える。
5 人や物を他の場所に移す。
6 通りなどを歩かせる。引きまわす。
7 馬で、川などを渡る。
8 神仏の力で、迷っている人々を救う。済度する。
9 (他の動詞の連用形に付いて)その動作が行き渡るようにする。
引用:goo辞書
頼まれていたものを渡してきました。
類義語②納入の意味
[名](スル)品物や金銭を納めること。「授業料を―する」「―期限」
引用:goo辞書
こちらの商品の納入先を確認しました。
類義語③届けるの意味
今日中にはお届けする予定です。
「納品」と「納入」の違いは?
「納品」と「納品」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「納品」には品物を納入することという意味がありますが、
それに対し「納入」には、品物や金銭を納めることという意味があります。
納品は主に品物を指す意味合いですが、納入には金銭的な意味合いが含まれていますので、場面によって使い分けていきましょう。
「納品」は英語で『delivery of materials』
納品は英語の『delivery of materials』に言い換えることができます。
英語の『delivery of materials』には
- 納品
という意味があります。
「納品」の対義語・反対語は『徴収』
納品の対義語は、『徴収』になります。
徴収には
- 金銭などを取り立てること
- 国または公共団体が国民から租税・手数料・現品などを強制的に取り立てること
などの意味があり、主にお金を取り立てる際に用いられます。
会合にかかった費用を徴収します。
「源泉徴収」など、公的な書類で目にすることがありますね。
意味をしっかりと覚えておきましょう。