「進級」という言葉には、「等級・学年などが、上へ進むこと」という意味があります。
学校生活や新学期の始まる4月によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「進級」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「進級」の意味は『等級・学年などが、上へ進むこと。』
進級の読み方は「しんきゅう」です。
語源は2つの漢字の組み合わせから来ており、
- 「進」はすすむ
- 「級」は物事を上下の地位・段階に分ける区切り・学校で、同一の学年
の2つが合わさってできた言葉です。
『進級』には
- 等級・学年などが、上へ進むこと
の意味があります。
「進級」の正しい使い方を例文で紹介!
「進級」は、等級・学年などが、上へ進むことを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
お子様の進級おめでとうございます!
例文②
プールの試験に合格したので、進級が決まった。
例文③
進級するとクラス替えがあるので、楽しみだ。
例文④
3年に進級できるかは、この試験の結果で決まる。
例文⑤
妹の進級を祝って、今日の夜ご飯はお寿司です。
【進級を使う時の注意点】
学校の学年が上がるだけでなく、書道や珠算・プール教室などの階級が上がることも「進級」と言います。
「進級」の類義語・言い換え2選
『進級』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 上がる
- 昇級
類義語①上がるの意味
上の段階や等級へ進む。「学校に―・る」「地位が―・る」⇔さがる。
引用:goo辞書
学年が一つ上がったので、新たな気持ちでスタートしたい。
類義語②昇級の意味
[名](スル)等級が上がること。「書道で二級から一級に―する」
引用:goo辞書
週末に昇級試験があるので、対策をしている。
「進級」と「進学」の違いは?
「進級」と「進学」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「進級」には等級・学年などが、上へ進むことという意味がありますが、
それに対し「進学」には、上級の学校に進むことという意味があります。
「進級」は、同じ学校内で学年などがあがることを表しますが、「進学」は通っていた学校を卒業後、次の学校へ進むことを意味しています。
「進級」は英語で『move up』
進級は英語の『move up』に言い換えることができます。
英語の『move up』には
- 昇進する
- 前進する
などという意味があります。
「進級」の対義語・反対語は『落第』
進級の対義語は、『落第』になります。
落第の意味
[名](スル)
1 試験や審査に合格しないこと。不合格。
2 学年の課程が修了できないで、卒業または進級できないこと。
3 必要な一定の基準に達しないため、認められないこと。
引用:goo辞書
落第には
- 試験や審査に合格しないこと
- 学年の課程が修了できないで、卒業または進級できないこと
- 必要な一定の基準に達しないため、認められないこと
などの意味があり、試験に合格しないことや進級できないことを表す際などに用いられます。
バイトばかりしていて、落第してしまった。
小・中学校で進級できないということは、義務教育なのでほぼほぼありませんね。
高校や大学では、必要な単位が足りずに同じ学年に留まるという意味で「留年」という言葉もあるので、併せて覚えておくとよいでしょう。