「訴求」という言葉には、「広告や販売などで、消費者の購買意欲に働きかけること」という意味があります。
ビジネスシーンなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「訴求」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「訴求」の意味は『広告や販売などで、消費者の購買意欲に働きかけること』
訴求の読み方は「そきゅう」です。
語源は2つの漢字の組み合わせから来ており、
- 「訴」はうったえる
- 「求」はもとめる
の2つが合わさってできた言葉です。
『訴求』には
- 広告や販売などで、消費者の購買意欲に働きかけること
の意味があります。
「訴求」の正しい使い方を例文で紹介!
「訴求」は、広告や販売などで、消費者の購買意欲に働きかけることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
訴求点を明確にした新商品を開発する。
例文②
テレビだけでなく、SNSも活用して訴求効果を生み出していきたい。
例文③
インパクトのあるキャッチコピーが、訴求ポイントのひとつです。
例文④
新しいビールの魅力を訴求するために、試飲会をします。
例文⑤
この冷蔵庫のCMは、節電効果を訴求するものです。
【訴求を使う時の注意点】
マーケティングにおいてよく使われる言葉の「訴求」です。
商品やサービスを買ってもらうために消費者に働きかけるという意味でつかわれますので、覚えておきましょう。
「訴求」の類義語・言い換え3選
『訴求』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 需要喚起
- アピール
- 宣伝
類義語①需要喚起の意味
顧客の需要を呼び起こすこと。潜在需要を喚起すること。
引用:Weblio辞書
この観光地は人気アニメとのコラボで、需要喚起を狙っている。
類義語②アピールの意味
アピール(appeal)とは、何事かを他者に訴えかけること、および、その訴えの内容のこと。積極的に相手に訴えかける「主張」の意味で用いられることもあれば、行動を伴わないが相手を惹きつける(人心に訴える)「魅力」の意味で用いられることもある。
引用:Weblio辞書
アピールポイントを明確にしたパンフレットを作ろう。
類義語③宣伝の意味
商品の効能や主義・主張などに対する理解・賛同を求めて、広く伝え知らせること。
引用:goo辞書
あのグループは新曲の宣伝のために、今週末の音楽番組に出る予定です。
「訴求」と「遡及」の違いは?
「訴求」と「遡及」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「訴求」には広告や販売などで、消費者の購買意欲に働きかけることという意味がありますが、
それに対し「遡及」には、過去にさかのぼって影響・効力を及ぼすことという意味があります。
「訴求」と「遡及」は同じ読み方ですが、意味は全く異なりますので注意しましょう。
「訴求」は英語で『appeal』
訴求は英語の『appeal』に言い換えることができます。
英語の『appeal』には
- 懇願する
- 訴える
などの意味があります。
「訴求」の対義語・反対語はありません
請求の対義語は、ありません。
文脈に合わせて否定形にするなどして反対の意味を表します。