「着任」という言葉には、「新しい任地に到着すること・新しい任務につくこと」という意味があります。
学校やビジネスの場でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「着任」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「着任」の意味は『新しい任地に到着すること・新しい任務につくこと』
着任の読み方は「ちゃくにん」です。
- 「着」は行きつくこと・到着
- 「任」は課せられた仕事・果たすべき役目
の2つが合わさってできた言葉です。
『着任』には
- 新しい任地に到着すること・また、新しい任務につくこと
などの意味があります。
「着任」の正しい使い方を例文で紹介!
「着任」は、学校やビジネスシーンでよく使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
4月から新しいクラスの担任として着任する。
例文②
次に総理大臣に着任するのは誰かな。
例文③
会社に向けて着任挨拶のメールを送ろう。
例文④
明日は新職員の着任式だ。
例文⑤
この度東京勤務になり着任したC男と申します。
【着任を使う時の注意点】
似た意味を持つ「就任」と混ざらないように注意しましょう。
「着任」の類義語・言い換え2選
『着任』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 就任
- 就役
類義語①就任の意味
就任(しゅうにん)とは、特定の地位や役職に身を置くことを指す言葉である。
引用:Weblio辞書
昔の担任が校長に就任したらしい。
類義語②就役の意味
祖父は海軍大尉として就役していたらしい。
「着任」と「就任」の違いは?
「着任」と「就任」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「着任」は、新しい任地に到着すること・新しい任務につくこと
「就任」は、権利、任務、義務、責任を引き受ける
どちらも任務につくという意味を含みますが、着任は新しい任務や任地につくという意味のみを持つのに対し、就任は権利・義務・責任をひっくるめて引き受けるというニュアンスがあります。
「着任」は英語で『arrival』
〈用語〉は英語の『arrival』に言い換えることができます。
英語の『arrival』には
- 到着
- 到達
という意味があります。
「着任」の対義語・反対語は『離任』
着任の対義語は、『離任』になります。
離任には
- 転任・退任などで任務・任地を離れること
などの意味があり、学校やビジネスシーンで用いられます。
好きだった教授が離任してしまい寂しい。
「着任」は任務や任地につくことを指します。
対して「離任」は任務や任地を離れることを指す真逆の意味を持つ言葉です。