「神妙な面持ち」という言葉には、「普通よりもおとなしい様子や表情」という意味があります。
日常会話ではあまり使われない言葉なので、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「神妙な面持ち」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
神妙な面持ちの意味は『普通よりもおとなしい様子や表情』
神妙な面持ちの読み方は「しんみょうなおももち」です。
態度などが普通よりもおとなしい様子を表す「神妙な」と、表情を意味する「面持ち」の2つの言葉から成り立っている言葉です。
『神妙な面持ち』には
- 普通よりもおとなしい様子や表情
などの意味があります。
「神妙な面持ち」の正しい使い方を例文で紹介!
「神妙な面持ち」は、普通よりもおとなしい様子や表情を表す場面で使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
彼が神妙な面持ちで謝ってきたので許してあげることにした。
例文②
先生が神妙な面持ちで話し出した。
例文③
急に夫が神妙な面持ちで離婚を切り出した。
例文④
叱られるのが分かっているのか、子供たちは神妙な面持ちで正座した。
例文⑤
発注ミスしてしまった部下は、一日中神妙な面持ちで仕事をしていた。
【神妙な面持ちを使う時の注意点】
「神妙な面持ち」という言葉は、しおらしい元気のないような様子を表す際に使われる言葉です。
「神妙な面持ち」の類義語・言い換え2選
『神妙な面持ち』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 畏まった
- しおらしい
類義語①畏まったの意味
態度や表情などが硬く、つつしんでいるさま。「畏まった態度」などのように用いる。
引用:Weblio辞書
社長の話を畏まった態度で聞いた。
類義語②しおらしいの意味
控えめで従順である。慎み深く、いじらしい。
引用:goo辞書
夫に怒られた娘はしおらしい顔をしていたが、すぐにまたいたずらを始めた。
「神妙」と「深妙」の違いは?
「神妙」と「深妙」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「神妙」には様子や態度が普通でなくおとなしいさまという意味がありますが、
それに対し「深妙」には、奥深くてすぐれていることという意味があります。
同じ読み方をする言葉ですが、意味は全く異なります。
「深妙な面持ち」とは言いません。
書き間違いやパソコン上での変換間違いに気を付けましょう。
「神妙な面持ち」は英語で『solemn face』
神妙な面持ちは英語の『solemn face』に言い換えることができます。
英語の『solemn face』には
- まじめな顔つき
という意味があります。
「神妙な面持ち」の対義語・反対語はありません
神妙な面持ちの対義語は、ありません。