「イデア」という言葉には、「理念」という意味があるカタカナ語です。
哲学用語としてよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「イデア」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
イデアの意味は『理念』
イデアの読み方は「いであ」です。
語源はギリシア語の「ιδέα」(イデア)です。
『イデア』には
- 理念
- 観念
などの意味があります。
「イデア」の正しい使い方を例文で紹介!
「イデア」は、理念という意味で使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
ツイステッドワンダーランドのイデアというキャラクターが好きだ。
例文②
イデアを共有していないとチームを維持していくのは難しいだろう。
例文③
我が社の経営イデアに共感してくれる人を採用したいと思います。
例文④
イデアに共感できる候補者に投票したい。
例文⑤
昔いた会社では朝礼で企業イデアを唱えさせられていた。
「イデア」の類義語・言い換え4選
『イデア』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 信念
- 主義
- 座右の銘
- コンセプト
類義語①信念の意味
- 正しいと信じる自分の考え。
- 宗教を信じる気持ち。信仰心。
引用:goo辞書
若い彼なりに信念を持って仕事をしている。
類義語②主義の意味
1.道義をもととすること。また、正しいと信じて守る一定の主張。
2.(principle の訳語) 思想や学説などの拠って立つ原理、原則。また、主として守る思想上の立場。
3.常に持っている考え方や行動の方針。
4.(多く接尾語的に用いられる) 特定の原理に基づく社会体制、制度など。絶対主義、封建主義などの類。
引用:コトバンク
とある社会主義国を題材にした映画を観た。
類義語③座右の銘の意味
常に自分の座右に記しておいて、日常のいましめとすることばや文。座左の銘。座右銘。
引用:コトバンク
あなたの座右の銘は何ですか。
類義語④コンセプトの意味
コンセプト映像が良かったので今回の新曲にも期待したい。
「イデア」と「アイデア」の違いは?
「イデア」と「アイデア」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「イデア」には理念という意味がありますが、
それに対し「アイデア」には、物事の計画・実行などにあたっての新しい工夫や思いつきという意味があります。
英語の綴りはどちらも「idea」で「アイデア」には理念という意味も含まれています。
「イデア」は語源であるギリシア語に忠実な発音です。
「イデア」の対義語・反対語は『実際』
イデアの対義語は、『実際』になります。
実際には
- 物事のあるがままの状態
- 想像や理論でなく、実地の場合
- 真如、または無余涅槃のこと
などの意味があり、あるがままという意味で用いられます。
実際のところ彼女のことをどう思っているんだい。
時にはこうなりたいという目標を含んだ理念という意味の「イデア」の対義語は、
物事のあるがままの状態を意味する「実際」が適していると考えられます。