『リコメンド』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『推奨する』『おすすめ』という意味があります。
初めて『リコメンド』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ！と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『リコメンド』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
リコメンドの意味は2パターン
【リコメンドの意味】
［名］(スル)⇒レコメンド
１ 勧めること。推薦すること。「CDを―する」
２ オンラインショップなどで、利用者の好みにあった物品やサービスを推薦する手法。利用者の購入履歴やアンケート、好みが似た他の利用者の情報を分析し、適切な物品やサービスを絞り込んで推薦することにより、売り上げを高めるのがねらい。レコメンデーション。
引用：goo辞書
リコメンドの意味①『勧めること・推薦すること』
「recommend」は、英語で「勧める」「推薦する」という意味を持つ動詞である。何かを他人に勧める際や、特定の選択肢や行動を提案する際に使用される。また、不定詞を伴って使われることが多く、その場合は「～することを勧める」という意味になる。
引用：weblio辞書
『リコメンド』には
- 勧めること
- 推薦すること
などの意味があります。
A子この洋服は、とても可愛いのでリコメンドしたいです。
リコメンドの意味②『利用者の好みにあった物品やサービスを推薦する手法』
リコメンドとは、顧客の好みを分析して、顧客ごとに適すると思われる情報を提供するサービスのことである。
引用：weblio辞書
『リコメンド』には
- 利用者の好みにあった物品やサービスを推薦する手法
などの意味があります。
B男この商品に対して、リコメンドして顧客を獲得していく。
リコメンドの正しい使い方（ビジネスシーンで使う場合）
ビジネスシーンで使う『リコメンド』は、『おすすめ』『提案する』などがあります。
例文①おすすめという意味で使う時
【Before】
C子この商品は、今春のおすすめ商品となります。
【After】
C子この商品は、今春のリコメンド商品となります。
例文②提案するという意味で使う時
【Before】
上司営業で新しい商品を、お客様に提案してきてください。
【After】
上司営業で新しい商品を、お客様にリコメンドしてきてください。
ビジネスシーンで『リコメンド』と言われた時は、『おすすめする・提案する』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
「リコメンド」ではなく「レコメンド」と表現される場合もありますが、どちらも意味は同じになります。
英単語の「recommend」をカタカナ読みしたときに「re」の部分を「リ」と読んだか「レ」と読んだかだけの違いになります。
同じ意味なので間違わない様に注意しましょう。
リコメンドの類義語4選
『リコメンド』の類義語は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- アドバイス
- 推奨
- イチ押し
- サジェスト
類義語①アドバイスの意味
「advice」とは、助言・忠告・見解・報告といった自分の意見を相手に伝えることに関連する意味を持つ英単語。「advice」は名詞形であり、「アドバイスをする」と表現する際は動詞形の「advise」を用いる。
引用：weblio辞書
B子先輩に企画書のアドバイスを求めることにしました。
類義語②推奨の意味
［名］(スル)すぐれている点をあげて、人にすすめること。「公立図書館の活用を―する」「―銘柄」
引用：goo辞書
類義語③イチ押しの意味
《「イチオシ」と書くこともある》最も推奨すること。一番のお勧め。「今年―の本」
引用：goo辞書
A子この商品は、最近の私のイチ押しアイテムになります。
類義語④サジェストの意味
「サジェスト」とは、提案する・示唆することなどを意味する言葉であるが、主にインターネット業界で用いられることが多い。ネットにはグーグルなど様々な検索エンジンがあるが、検索窓にキーワードを入力すると様々な候補が表示される。例えば「カレー」と入力すると、「ライス」や「うどん」、「レシピ」など「カレー」に関連する様々なキーワードが表示されるが、これが「サジェスト」である。サジェストの機能は検索エンジンによって仕組みが異なるが、主にその時点で多く検索されているキーワードが表示されるようになっている。
引用：weblio辞書
リコメンドの関連用語4選
『リコメンド』の関連用語は4つあります。
- レコメンデーション
- レコメンドシステム/リコメンドシステム
- レコメンド機能
- レコメンドアルゴリズム
関連用語①レコメンデーションの意味
レコメンデーションとは、顧客の好みを分析して、顧客ごとに適すると思われる情報を提供するサービスのことである。
引用：weblio辞書
関連用語②レコメンドシステム/リコメンドシステムの意味
「レコメンドシステム」とは、一定の条件に従いユーザーの好みに合うアイテムやサービス、コンテンツなどを表示するシステムのことである。ユーザーが数多くのアイテムやサービスの中から自分にぴったりのものを選びやすくなるほか、運営者にとっては販売数の増加や集客向上に繋がる。
引用：weblio辞書
関連用語③レコメンド機能の意味
「レコメンド機能」とは、ユーザーの閲覧履歴や購入履歴などの膨大なデータを分析し、同様の嗜好性を持つほかのユーザーと関連付けて好きそうなアイテムやコンテンツ、サービスなどを表示する機能である。
引用：weblio辞書
関連用語④レコメンドアルゴリズムの意味
「レコメンドアルゴリズム」とは、ユーザーの閲覧履歴や購買履歴などのデータのアルゴリズムをもとに、おすすめするアイテムやサービスを自動的に表示するというものである。
引用：weblio辞書
リコメンドの対義語・反対語は『非推奨(deprecation)』
リコメンドの対義語は、『非推奨(deprecation)』になります。
非推奨（deprecation）には
- 現在はあまり使うべきではない状態
- 廃止予定の機能
- 無理のある手法
などの意味があり、お勧めできない・提案できない時に用いられます。
お勧めしたい商品・提案にはリコメンド。
反対に、絶対禁止・削除ではないけれどあまりお勧め・提案などが出来ない物の事・商品などを「非推奨」などと表します。