「納入」という言葉には、「品物や金銭を納めること」という意味があります。
ビジネスシーンなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「納入」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「納入」の意味は『品物や金銭を納めること』
納入の読み方は「のうにゅう」です。
語源は2つの漢字の組み合わせから来ており、
- 「納」は役所などにおさめ入れる
- 「入」はいれる
の2つが合わさってできた言葉です。
『納入』には
- 品物や金銭を納めること
という意味があります。
「納入」の正しい使い方を例文で紹介!
「納入」は、品物や金銭を納めることを表すシーンで使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
授業料の納入を忘れないように気をつける。
例文②
こちらの費用を、期日までに納入していただくよう、よろしくお願いします。
例文③
ファンクラブの会費は1年ごとの納入です。
例文④
新商品の納入日時については、後日メールでお知らせいたします。
例文⑤
納入された商品と発注数があっているか確かめています。
【納入を使う時の注意点】
「納入」という言葉は、一般的にはお金を納めるという意味合いで使われます。
しかし、「納入」には品物を納めるという意味もありますので、覚えておきましょう。
「納入」の類義語・言い換え4選
『納入』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 入金
- 納品
- 払い込み
- 支払い
類義語①入金の意味
金銭を払い込むこと。また、その金銭。
引用:goo辞書
コンビニのATMで入金ができるようになったのは、とても便利だ。
類義語②納品の意味
品物を納入すること。また、その品物。
引用:goo辞書
納期までに5つの記事を納品しました。
類義語③払い込みの意味
金を払い込むこと。
引用:goo辞書
今月のガス代を払い込みました。
類義語④支払いの意味
品物やサービスなどに対して、金銭を払い渡すこと。
引用:goo辞書
お支払いは現金でよろしいですか?
「納入」と「納品」の違いは?
「納入」と「納品」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「納入」には品物や金銭を納めることという意味がありますが、
それに対し「納品」には、品物を納入することという意味があります。
「納入」は、金銭を納めるときにも、品物を納めるときにも使うことができます。
対して「納品」は、品物を納入することを意味します。
似ている言葉ですが、時と場合に応じて使い分けましょう。
「納入」は英語で『payment』
納入は英語の『payment』に言い換えることができます。
英語の『payment』には
- 納入
- 払い込み
などという意味があります。
「納入」の対義語・反対語は『徴収』
納入の対義語は、『徴収』になります。
徴収には
- 金銭などを取り立てること
- 国または公共団体が国民から租税・手数料・現品などを強制的に取り立てること
などの意味があり、金銭などを取り立てることを表す際に用いられます。
今月の部費を徴収させていただきます。
品物や金銭を納めることという意味の「納入」に対して、金銭などを取り立てるという意味の「徴収」は、反対の意味を表す言葉として使うことができます。