「キザ」という言葉には、「気どっていて嫌な感じをもたせること」という意味があるカタカナ語です。
服装や言動などが気どっていて嫌な感じをもたせることを表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「キザ」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
キザの意味は『気どっていて嫌な感じをもたせること』
キザの読み方は「きざ」です。
語源はキザを漢字で表すと「気障」ですが、気に障るということから不快感を与えるときにキザと使われるようになったようです。
『キザ』には
- 気どっていて嫌な感じをもたせること
- 気にかかること・心配なこと・また、そのさま
- 不快な感じを起こさせること
などの意味があります。
「キザ」の正しい使い方を例文で紹介!
「キザ」は、服装や言動などが気どっていて嫌な感じをもたせることを表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
彼はモテようとキザになってしまっている。
例文②
わざとキザな態度をとっているのかと思ったら違ったようだ。
例文③
キザなセリフは聞き飽きてしまった。
例文④
あそこまでキザな奴は見たことがない。
例文⑤
彼はかっこいいと思っていてキザなことに気づいていないのだろう。
【キザを使う時の注意点】
男性に使う言葉なので、女性には使いません。
「キザ」の類義語・言い換え5選
『キザ』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 気取り屋
- ナルシスト
- 自意識過剰
- 格好つけ
- 嫌味
類義語①気取り屋の意味
他人の目を気にして上品・華麗に見えるように振舞う人、気取っている人を指す表現。
引用:weblio辞書
彼には気取り屋なところがある。
類義語②ナルシストの意味
自己陶酔型の人。また、うぬぼれ屋。ナルシスト。
引用:goo辞書
彼にはナルシストなところがあるがいい人だ。
類義語③自意識過剰の意味
他に対する自己を意識しすぎること。自分が他人にどう見られるかを考えすぎること。また、そのさま。
引用:weblio辞書
他人はそこまで君のこと見ていないから自意識過剰なんじゃないかな。
類義語④格好つけの意味
見た感じがいいように、体裁をよくする。また、いいところを見せようとする。
引用:goo辞書
彼女の前では格好つけたいというのは分かる気がする。
類義語⑤嫌味の意味
他人に不快感を与える言動のこと。
引用:weblio辞書
嫌味ばかり言うのはやめた方がいいよ。
「キザ」と「かっこいい」の違いは?
「キザ」と「かっこいい」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「キザ」には気どっていて嫌な感じをもたせることという意味がありますが、
それに対し「かっこいい」には、好印象を与えるという意味があります。
「キザ」は周囲に不快感を与えるほど気取っているような男性を表しますが、「かっこいい」は女性が魅了されてしまうほど色気のある男性を表すという違いがあります。
「キザ」の対義語・反対語は『クール』
キザの対義語は、『クール』になります。
クールには
- かっこいいさま
- 涼しくてさわやかなさま
- 冷静なさま
などの意味があり、かっこいいことを表すときに用いられます。
彼のようにクールでいられるようになりたい。
気取っていて不快感を与えるキザに対して、クールはかっこいいことを表します。