「大台に乗る」という言葉には、「数値が大きな区切りを超えること」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「大台に乗る」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「大台に乗る」の意味は『数値が大きな区切りを超えること』
大台に乗るの読み方は「おおだいにのる」です。
語源は株式用語です。
株式市場では数字の桁のことを「台」と言い、100円単位で示す値段の区切りのことを「大台」と言います。
そこから、株価が上昇して桁が変わることを「大台に乗る」という表現がされるようになったと言われています。
今ではその表現の仕方が広まり、株価だけでなく日常生活の様々な数量について使われるようになりました。
『大台に乗る』には
- 数値が大きな区切りを超えること
などの意味があります。
「大台に乗る」の正しい使い方を例文で紹介!
「大台に乗る」は、数値が大きな区切りを超えることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
お正月に美味しい物を食べすぎて、体重が大台に乗ってしまった。
例文②
娘が10キロの大台を超えた頃から、抱っこがきつい。
例文③
今年、30歳の大台に乗ったので、そろそろ結婚相手を探したい。
例文④
父が60歳の大台に乗ったと聞き、もうそんな歳なのかと驚いている。
例文⑤
ベンチャー企業だった我が社も、売上が10億円の大台に乗って嬉しい。
【大台に乗るを使う時の注意点】
「大台に乗る」は、売上や株価などを表す際には基本的にはよい意味で使われる言葉です。
しかし、年齢や体重などの、人によっては気にしている可能性がある内容については注意が必要です。
自分で「大台に乗った」という分にはよいですが、相手に使うと失礼にあたる場合もありますので気をつけましょう。
「大台に乗る」の類義語・言い換え3選
『大台に乗る』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 突破
- 達成
- 桁が上がる
類義語①突破の意味
ある目標・数量を超えること。
引用:goo辞書
1日の来店人数が100人を突破しました。
類義語②達成の意味
成し遂げること。目的を果たすこと。
引用:goo辞書
累計売上1000万円を達成しました。
類義語③桁が上がるの意味
バイト代の桁が上がった時、嬉しかったなぁ。
「大台に乗る」は英語で『reach a certain mark』
大台に乗るは英語の『reach a certain mark』に言い換えることができます。
英語の『reach a certain mark』には
- 大台にのる
という意味があります。
「大台に乗る」の対義語・反対語は『下落』
大台に乗るの対義語は、『下落』になります。
下落には
- 物価や相場、また、物事の価値などがさがること
などの意味があり、物事の価値などがさがることを表す際に用いられます。
あの企業は不正のニュースを受けて、株が下落してしまった。
数値が大きな区切りを超えることという意味のある「大台に乗る」に対して、物事の価値などがさがることを意味する「下落」は、反対の意味の言葉として使うことができます。