「好々爺」という言葉には、「善意にあふれた老人」という意味があります。
日常生活であまり見聞きしない言葉なので、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「好々爺」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「好々爺」の意味は『善意にあふれた老人』
好々爺の読み方は「こうこうや」です。
明確な語源は不明ですが、
- 「好」は好ましいこと
- 「々」は繰り返しを表す踊り字
- 「爺」は男の年寄り
が組み合わされた言葉です。
『好々爺』には
- 気のいいおじいさん
- 善意にあふれた老人
などの意味があります。
「好々爺」の正しい使い方を例文で紹介!
「好々爺」は、善意にあふれた老人を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
隣のお爺さんは、好々爺だ。
例文②
僕の祖父はいつも穏やかで、好々爺でした。
例文③
好々爺なおじいさんがいつも公園を掃除してくれています。
例文④
父もすっかり好々爺だ。
例文⑤
僕も歳をとったら好々爺になりたい。
【好々爺を使う時の注意点】
「好々爺」は善意に溢れたお年寄りを表すため、悪い意味は全くありません。
しかし、お年寄りという意味合いを含むため、他人に対して面と向かって「あなたは好々爺ですね。」などと言うことは失礼にあたるケースがあるため避けたほうがよいでしょう。
また、「好々爺」に対して、感じのよいお婆さんのことを「好々婆」とは言いません。
「爺」は性別にかかわらず老人のことを表す意味があるため、女性に対しても「好々爺」を使うことができます。
お婆さんのことを「爺」と表現することに抵抗や違和感がある場合は、
「好々爺」にこだわらず「気のいいお婆さん」などの表現をすることをおすすめします。
「好々爺」の類義語・言い換え3選
『好々爺』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- おじいさん
- 年寄り
- 老人
類義語①おじいさんの意味
老年の男性を親しみ、また敬っていう語。
引用:goo辞書
あの家のおじいさんは、いつも犬の散歩をしています。
類義語②年寄りの意味
年をとった人。高齢の人。老人。
引用:goo辞書
この辺りに住んでいる人は年寄りばかりです。
類義語③老人の意味
年をとった人。年寄り。老人福祉法では、老人の定義はないが、具体的な施策対象は65歳以上を原則としている。
引用:goo辞書
アパートに老人が一人暮らしだと、何かと心配だ。
「好々爺」は英語で『nice old man』
好々爺は英語の『nice old man』に言い換えることができます。
英語の『nice old man』には
- 好好爺
という意味があります。
「好々爺」の対義語・反対語はありません
好々爺の対義語はありません。