「後進の育成」という言葉には、「後輩を育て上げること」という意味があります。
ビジネスシーンなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「後進の育成」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「後進の育成」の意味は『後輩を育て上げること』
後進の育成の読み方は「こうしんのいくせい」です。
はっきりとした語源は不明ですが、
- 「後進」は学問・技芸など、先人のたどった道をあとから進むこと
- 「育成」は育て上げること
が組み合わされた言葉です。
『後進の育成』には
- 後輩を育て上げること
などの意味があります。
「後進の育成」の正しい使い方を例文で紹介！
「後進の育成」は、後輩を育て上げることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子これからは、後進の育成に力を入れたいと思います。
例文②
B男彼は自分の業務だけでなく、後進の育成にも尽力しています。
例文③
C子しっかりと後進の育成を行なっている企業は今後伸びると言われています。
例文④
B子あの選手は引退後、後進の育成に務めるらしい。
例文⑤
C男部長は日頃から後進の育成を大切にしている。
【後進の育成を使う時の注意点】
「後進の育成」は、長年業務に携わっていた人やスポーツ選手などが、退職や引退して指導者側となる際によく使われる言葉です。
第一線からは退くけれども、指導者として関わりをもつという場面で使われることが多いです。
「後進の育成」の類義語・言い換え2選
『後進の育成』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 引き継ぎ
- 人材育成
類義語①引き継ぎの意味
引き継ぐこと。
引用：goo辞書
B子新しい担当者に業務内容を引き継ぎました。
類義語②人材育成の意味
将来のために、有用な人物、専門的な知識を持った人物を育てること。人づくり。
引用：goo辞書
A子我が社では人材育成に力を入れています。
「後進の育成」と「後継の育成」の違いは？
「後進の育成」と「後継の育成」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「後進の育成」には後輩を育て上げることという意味がありますが、
それに対し「後継の育成」には、後継ぎを育て上げることという意味があります。
2つの言葉の違いは、育て上げる対象となる人です。
「後進の育成」は育てる対象が後輩のことを表すのに対して、
「後継の育成」では、自身の跡を継ぐ立場の人を育て上げるという意味です。
似ている言葉ですが、ニュアンスが若干異なりますので注意しましょう。
「後進の育成」は英語で『talent training』
後進の育成は英語の『talent training』に言い換えることができます。
英語の『talent training』には
- 人材育成
という意味があります。
「後進の育成」の対義語・反対語はありません
後進の育成の対義語は、ありません。
