「携わる」という言葉には、「ある物事に関係する・従事する」という意味があります。
ビジネスシーンで人を紹介するときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「携わる」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
携わるの意味は『ある物事に関係する・従事する』
携わるの読み方は「たずさわる」です。
「携」は中学2年生で習う漢字で、
『携わる』には
- ある物事に関係する・従事する
- 手を取り合う・連れ立つ
などの意味があります。
「携わる」の正しい使い方を例文で紹介!
「携わる」は、ビジネスシーンで仕事に従事することを表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
私は将来、農業に携わっていきたいと思っています。
例文②
この方は、アプリの開発に携わっている鈴木さんです。
例文③
一緒に商品開発に携わっている佐藤さんを紹介します。
例文④
学生の頃からボランティア活動に携わっています。
例文⑤
教育に携わる方々の集まりに参加しました。
【携わるを使う時の注意点】
「携わる」は、ある物事に関係する・従事するという意味のほかに、手を取り合う・連れ立つという意味もあります。
主にビジネスシーンで使われることが多く、単純に関わっているのではなく「手を取り合いながら関わっていく」というニュアンスで使われます。
「携わる」の類義語・言い換え5選
『携わる』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 関わる
- 参加
- 従事
- 参与
- 係う
類義語①関わるの意味
- 関係をもつ。関係する。
- 重大なつながりをもつ。影響が及ぶ。
- (拘る)こだわる。
引用:goo辞書
関わってくださった皆様に感謝しております。
類義語②参加の意味
- ある目的をもつ集まりに一員として加わり、行動をともにすること。
- 法律上の関係または訴訟に当事者以外の者が加わること。
引用:weblio辞書
初めてボランティア活動に参加しました。
類義語③従事の意味
医療関係の仕事に従事しています。
類義語④参与の意味
新しい事業プロジェクトに参与することになりました。
類義語⑤係うの意味
読み方:かかずらう
- かかわりあいを持つ。かかわりあって離れられない状態になる。関係する。かかずりあう。
- 気持ちや考えがそこにひっかかって離れなくなる。こだわる。拘泥する。
- あちこちにひっかかる。
- 現世につながれる。生き長らえる。
引用:weblio辞書
捜査員として長年解決していない不正事件に係うことになった。
「携わる」と「関わる」の違いは?
「携わる」と「関わる」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「携わる」にはある物事に関係する・従事するという意味がありますが、
それに対し「関わる」には、関係をもつ・関係するという意味があります。
どちらもある物事に関係するという同じ意味を持ちますが、
「携わる」は職業や業務の内容などの仕事として行っていることを表す時に使われます。
それに対して「関わる」は、ちょっとした関わりも含まれて広い範囲で使われます。
「携わる」は英語で『participate』
携わるは英語の『participate』に言い換えることができます。
英語の『participate』には
- 参加する・加わる・参画する
- 共有する・分かち合う
という意味があります。
「携わる」の対義語・反対語はありません
携わるの対義語は、ありません。