「醤油顔」という言葉には、「立体感が際立たず、いかにも日本人らしい顔」という意味があります。
男性の顔立ちを表す際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「醤油顔」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「醤油顔」の意味は『立体感が際立たず、いかにも日本人らしい顔』
醤油顔の読み方は「しょうゆがお」です。
語源は「ソース顔」という言葉の発祥に伴っています。
1980年代後半に、外国人のようなしっかりとした目鼻立ちの人を「ソース顔」と呼ぶようになりました。
「ソース顔」に対して、切長な目や薄い唇などの日本人的な顔立ちのことを「醤油顔」と呼ぶようになったことが、語源だと言われています。
『醤油顔』には
- 立体感が際立たず、いかにも日本人らしい顔
などの意味があります。
「醤油顔」の正しい使い方を例文で紹介!
「醤油顔」は、立体感が際立たない日本人らしい顔を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
醤油顔の人が好きです。
例文②
僕の家系は代々醤油顔です。
例文③
醤油顔の俳優でおすすめの人はいますか?
例文④
醤油顔イケメンと出会いたい。
例文⑤
醤油顔でも、整ってないとモテない。
【醤油顔を使う時の注意点】
醤油顔は、日本人らしいあっさりとした顔立ちのことで、小ぶりな目や鼻や薄い唇など、すっきりと優しい印象の人が多いです。
醤油顔として代表されるのは少年隊として活躍されていた東山紀之さんと言われています。
1988年の新語・流行語大賞に「しょうゆ顔・ソース顔」がノミネートされた際には、醤油顔代表として登場していました。
「醤油顔」の類義語・言い換え3選
『醤油顔』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 弥生顔
- 顔立ち
- 容貌
類義語①弥生顔の意味
弥生時代の人を連想させる、起伏の少ないあっさりした顔。
引用:Weblio辞書
弟は弥生顔です。
類義語②顔立ちの意味
顔全体の形。顔のつくり。目鼻立ち。
引用:goo辞書
彼は整った顔立ちです。
類義語③容貌の意味
顔かたち。顔つき。
引用:goo辞書
彼は容貌が父に似ていることを気にしています。
「醤油顔」と「塩顔」の違いは?
「醤油顔」と「塩顔」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「醤油顔」には立体感が際立たず、いかにも日本人らしい顔という意味がありますが、
それに対し「塩顔」には、一重か奥二重の目元に、色白で鼻が高い顔という意味があります。
どちらも日本人らしいあっさりとした顔立ちのことを表しますが、
「醤油顔」は目が二重で切れ長であることが多いのに対して、「塩顔」は一重や奥二重などの細めの目元であることが多いです。
また「塩顔」は色白であるという特徴がありますが、「醤油顔」は肌の色は特に関係がありません。
どちらかというと「塩顔」の方があっさりとした顔立ちと言えます。
「醤油顔」は英語で『A fair complexion』
醤油顔は英語の『A fair complexion』に言い換えることができます。
英語の『A fair complexion』には
- 薄い顔
という意味があります。
「醤油顔」の対義語・反対語は『ソース顔』
醤油顔の対義語は、『ソース顔』になります。
ソース顔には
- 彫りが深く、西洋的な印象のある顔
などの意味があり、彫りが深く、西洋的な印象のある顔を表す際に用いられます。
僕は醤油顔だが、弟はソース顔だ。兄弟でも全く似ていない。
立体感が際立たず、いかにも日本人らしい顔を表す「醤油顔」に対して、彫りが深く、西洋的な印象のある顔という意味の「ソース顔」は、反対の意味の言葉として使うことができます。