「渉外」という言葉には、「外部と連絡・交渉すること」という意味があります。
日常生活であまり使われない言葉なので、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「渉外」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「渉外」の意味は『外部と連絡・交渉すること』
渉外の読み方は「しょうがい」です。
明確な語源や由来はありませんが、「渉」と「外」のそれぞれの意味は、
- 「渉」は、関係する
- 「外」は、外側
この2つが合わさってできた言葉です。
『渉外』には
- 外部と連絡・交渉すること
- ある法律事項が、国内だけでなく外国にも関係すること
という意味があります。
「渉外」の正しい使い方を例文で紹介!
「渉外」は、外部と連絡・交渉することを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
渉外担当として働いています。
例文②
英語が得意なので、渉外部門で活躍したいです。
例文③
我が社の渉外担当は、精鋭揃いです。
例文④
語学力を活かして、渉外弁護士になりたい。
例文⑤
渉外担当として、今は中国語の習得に励んでいます。
【渉外を使う時の注意点】
「渉外」は、ビジネスシーンで使われる言葉で、「渉外担当」や「渉外部門」など役職や部署の名前であることが多いです。
多くは海外の顧客などを担当することを意味しています。
「渉外」の類義語・言い換え3選
『渉外』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 営業
- 交渉
- 折衝
類義語①営業の意味
利益を得る目的で、継続的に事業を営むこと。また、その営み。特に、企業の販売活動をいう。
引用:goo辞書
この春から営業部に配属されました。
類義語②交渉の意味
交際や接触によって生じる関係。かかわり合い。関係。
引用:goo辞書
もう少し納期が早くならないか、交渉しています。
類義語③折衝の意味
利害関係が一致しない相手と問題を解決するために、かけひきをすること。また、そのかけひき。
引用:goo辞書
明日は午後から取引先と折衝の予定なので、気が重いなぁ。
「渉外」と「営業」の違いは?
「渉外」と「営業」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「渉外」には外部と連絡・交渉することという意味がありますが、
それに対し「営業」には、利益を得る目的で、継続的に事業を営むことという意味があります。
「渉外」は、取引先などに対して連絡を取り交渉や提案を行うことですが、「営業」は商品やサービスなどを顧客や取引先に向けて販売することを表します。
どちらもビジネスシーンで使われる言葉ですが、ニュアンスが異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「渉外」は英語で『public relation』
渉外は英語の『public relation』に言い換えることができます。
英語の『public relation』には
- 渉外
- 公共関係
などという意味があります。
「渉外」の対義語・反対語は、ありません
渉外の対義語は、ありません。