「奇特な人」という言葉には、「言行や心がけなどがすぐれていて、褒めるに値する人」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「奇特な人」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「奇特な人」の意味は『言行や心がけなどがすぐれていて、褒めるに値する人』
奇特な人の読み方は「きとくなひと」です。
明確な語源は不明ですが、言行や心がけなどがすぐれていて、褒めるに値するさまを表す「奇特」に、その人を表す「人」が組み合わされた言葉です。
『奇特な人』には
- 言行や心がけなどがすぐれていて、褒めるに値する人
などの意味があります。
「奇特な人」の正しい使い方を例文で紹介!
「奇特な人」は、言行や心がけなどがすぐれていて、褒めるに値する人を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
進んで公園の池掃除をするなんて奇特な人だ。
例文②
彼はとても奇特な人で、いつもゴミ拾いをしています。
例文③
彼女は困っている人のことを放って置けない、奇特な人です。
例文④
私も祖父を見習って、奇特な人になりたい。
例文⑤
社長は自ら会社のトイレ掃除をする、奇特な人でした。
【奇特な人を使う時の注意点】
「風変わりな人」と解釈している人が多い「奇特な人」ですが、「言動が優れている人」や「褒められるような行いをする人」のことを意味します。
古語で使われる場合には、「とても珍しい不思議なさま」という意味で使用されるケースもありますので、混同しないように文脈から判断するように気をつけましょう。
「奇特な人」の類義語・言い換え3選
『奇特な人』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 殊勝な人
- 健気な人
- 立派な人
類義語①殊勝な人の意味
父はとても殊勝な人で、一代で会社を急成長させた。
類義語②健気な人の意味
彼女は、家族のために朝から夜まで仕事をしている、とても健気な人だ。
類義語③立派な人の意味
彼は、大勢の前でもしっかりとした振る舞いができる、立派な人だ。
「奇特な人」は英語で『praiseworthy』
奇特な人は英語の『praiseworthy』に言い換えることができます。
英語の『praiseworthy』には
- 称賛に値する
- ほめるべき
などという意味があります。
「奇特な人」の対義語・反対語は『平凡な人』
奇特な人の対義語は、『平凡な人』になります。
平凡な人には
- すぐれた特色もなく、ごく当たり前な人
などの意味があり、ありふれている人を表す際に用いられます。
平凡な人と結婚するのが、幸せだったりするのかなぁ。
言行や心がけなどがすぐれていて、褒めるに値する人という意味のある「奇特な人」に対して、すぐれた特色もなく、ごく当たり前な人という意味の「平凡な人」は、反対の意味の言葉として使うことができます。