「モデレーター」という言葉には、「司会者・仲裁者・進行役」という意味があるカタカナ語です。
会議などの司会者を指す時によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「モデレーター」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
モデレーターの意味は『司会者・仲裁者・進行役』
モデレーターの読み方は「もでれーたー」です。
語源は英語の「moderator」です。
意味は「司会者・仲裁者」とカタカナ語と同じ言葉です。
『モデレーター』には
- 司会者・仲裁者
- 進行役
などの意味があります。
「モデレーター」の正しい使い方を例文で紹介!
「モデレーター」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①ゲームの時
ゲーム配信やチャットでのコメント機能を管理する時に使われます。
ゲームでのモデレーターは配信者に代わり、悪質なコメントをブロックする役割を持つ人のことを言います。
【例文①】
優秀なモデレーターのおかげで配信が平和だ。
【例文②】
モデレーターさんには、いつも感謝しております。
例文②ビジネスシーンの時
会議の進行役で参加者の意見をまとめる時に使われます。
ビジネスシーンでのモデレーターとして大切なことは以下3つです。
- テーマから逸れないように進行する
- 参加者の本音を聞き出す
- 意見をまとめる
【例文①】
A男さんがモデレーターなら、参加者の意見を最大限引き出してくれるはず。
【例文②】
モデレーターは経験や実績が必要です。
【モデレーターを使う時の注意点】
ゲームやビジネスシーンでも、その場の良し悪しが決まる大切な役割です。
ゲームでは不適切なコメントを削除したり、ビジネスシーンでは参加者の発言をまとめて分かりやすい結果を出すなど、簡単なことではありません。
モデレーターを引き受ける際は責任を持って行いましょう。
「モデレーター」の類義語・言い換え3選
『モデレーター』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- ファシリテーター
- コーディネーター
- MC
類義語①ファシリテーターの意味
ファシリテーター(英: facilitator)とは、会議やミーティングなど議論や意見交換の行われる場で、参加者たちの話の内容を整理したり、意見が活発に出るように発言を促進したりする進行役のことをいう。
引用:weblio辞書
ファシリテーターなのに意見を言うから、あの人は知識が乏しいんじゃない?
類義語②コーディネーターの意味
- いろいろな要素を統合したり調整したりして、一つにまとめ上げる係。また、そういう職業。
- 放送番組全体の進行を図る係。
引用:goo辞書
旅コーディネーターのおかげで最高の新婚旅行になった!
類義語③MCの意味
「MC」とは、パーティーやバラエティー番組・ライブなどで話をまとめ進行する役割を担う人のことを意味する表現。
引用:weblio辞書
ついにMCの座を獲得!売れない芸人から大逆転!
「モデレーター」と「ファシリテーター」の違いは?
「モデレーター」と「ファシリテーター」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「モデレーター」には司会者・仲裁者・進行役という意味がありますが、
それに対し「ファシリテーター」には、進行役・世話人という意味があります。
どちらも進行役の意味がありますが大きな違いは、
モデレーターは議論に参加するが、ファシリテーターは議論に参加しないことです。
モデレーターよりファシリテーターのほうが進行役としての意味合いが強いので、意見をまとめ円滑に議論ができるようにする高いスキルが求められます。
その他、ファシリテーターは議論に参加しないことがルールなので「口出しはしない」を忘れないようにしましょう。
「モデレーター」の対義語・反対語はありません
モデレーターの対義語は、ありません。