「引き合い」という言葉には、「互いに引っ張り合うこと」「互いに条件を出して交渉すること」などの意味があります。
ビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「引き合い」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「引き合い」の意味は『互いに引っ張り合うこと』『互いに条件を出して香料すること』など
【引き合いの意味】
- 互いに引っ張り合うこと。
- 証拠・参考として例に引くこと。
- 売買・貸借条件の照会。また、その注文・取引。
- 訴訟・事件などの証人・参考人になること。
- 仲を取りもつこと。紹介。
- まきぞえ。かかわりあい。
引用:goo辞書
引き合いの読み方は「ひきあい」です。
語源は引っ張ることを表す「引き」と、お互いにある動作をすることを表す「合い」の組み合わせです。
ビジネスシーンにおいては、引っ張り合うという意味から転じて、互いに条件を述べて交渉するという意味で使われることが多い言葉です。
『引き合い』には
- 互いに引っ張り合うこと
- 証拠・参考として例に引くこと
- 売買・貸借条件の照会。また、その注文・取引
- 訴訟・事件などの証人・参考人になること
- 仲を取りもつこと
- まきぞえ
などの意味があります。
「引き合い」の正しい使い方を例文で紹介!
「引き合い」は、ビジネスシーンにおいて、条件を述べて交渉する際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
過去の製品のスペックを引き合いに出して、新商品を売る作戦です。
例文②
A社から引き合いがきたので、うまく対応してください。
例文③
前例を引き合いに、今回のケースに対応します。
例文④
ライバル社の製品を引き合いにすることで、我が社の製品を売り込もう。
例文⑤
現行のプランを引き合いにして、新プランを提案しよう。
【引き合いを使う時の注意点】
「引き合い」は、ビジネスシーンの中でも、営業の場面でよく使われる言葉です。
「引き合いに出す」「引き合いにする」という表現で使われるため、覚えておきましょう。
「引き合い」の類義語・言い換え2選
『引き合い』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 取引
- 参照
類義語①取引の意味
互いに利益を得られるよう交渉すること。
引用:goo辞書
ライバル社が、取引を持ちかけてきた。
類義語②参照の意味
照らし合わせて、参考にすること。参看。
引用:goo辞書
こちらのケースを参照してください。
「引き合い」と「問い合わせ」の違いは?
「引き合い」と「問い合わせ」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「引き合い」には互いに条件を出して交渉することという意味がありますが、
それに対し「問い合わせ」には、分からないことなどを他人に聞き、問い合わせることという意味があります。
「引き合い」は、お互いに条件を出し合って交渉を進めることを意味しますが、「問い合わせ」は、不明点を他者に聞いて確かめるという意味があります。
ニュアンスの異なる言葉ですので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「引き合い」は英語で『mention』
引き合いは英語の『mention』に言い換えることができます。
mentionの意味
(口頭または文書で話などのついでに)簡単に述べる,(…を)話に出す,(…に)言及する,(…を)ちょっと言う,ちょっと言う,(…と)ちょっと言っておく,(…の)名をあげる,(功績などをたたえて)(…の)名をあげる
英語の『mention』には
- 簡単に述べる
- 話に出す
などという意味があります。
「引き合い」の対義語・反対語はありません
引き合いの対義語は、ありません。