「下記」という言葉には、「ある記事や文章のあとに書きしるすこと」という意味があります。
ビジネス文書やメールなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「下記」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「下記」の意味は『ある記事や文章のあとに書きしるすこと』
下記の読み方は「かき」です。
「下」は小学1年生、「記」は小学2年生で習う漢字で、
- 「下」はした・しも・うしろ
- 「記」はしるす・かきとめる
の2つが合わさってできた言葉です。
『下記』には
- ある記事や文章のあとに書きしるすこと
- ある記事や文章のあとに書きしるす文章のこと
などの意味があります。
「下記」の正しい使い方を例文で紹介!
「下記」は、文書やメールの中で下に詳細な情報が続くことを示すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
詳細につきましては下記をご確認ください。
例文②
下記の書類を送付いたしましたので、ご査収のほどよろしくお願いいたします。
例文③
お見積りの詳細は下記のとおりですのでご参照下さい
例文④
新レシピの材料と作り方は下記のとおりです。
例文⑤
下記ご参照いただきますようお願いいたします。
【下記を使う時の注意点】
「下記」はある記事や文章のあとに書きしるすこと・また、その文章を意味します。
主に文書やメール文の中で「下に記しています」ということを表すときに使われる書き言葉です。
また、「下記」は横書きで使用し箇条書き・「以上」を記載して文書を完結させるという記す内容の書き方に決まりがあります。
「下記」の類義語・言い換え4選
『下記』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 以下
- 下部
- 後記
- 後述
類義語①以下の意味
それより後に述べること。下記。
引用:goo辞書
以下の一覧表から選択してください。
類義語②下部の意味
ページの下部に答えを記載しております。
類義語③後記の意味
詳細は後記を参照してください。
類義語④後述の意味
後述する通り、この作戦が効率的なのです。
「下記」と「以下」の違いは?
「下記」と「以下」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「下記」にはある記事や文章のあとに書きしるすことという意味がありますが、
それに対し「以下」には、それより後に述べることという意味があります。
どちらの意味も大きな違いはなく、「重要なこと・詳細は下に書いてあります」と知らせるための言葉です。
違いは「下記」は横書きで使用し記す内容の書き方に決まりがありますが、「以下」は特に決まりはないところです。
「下記」は英語で『the following』
下記は英語の『the following』に言い換えることができます。
英語の『the following』には
- 次のこと
- 以下のこと・以下は
という意味があります。
「下記」の対義語・反対語は『上記』
下記の対義語は、『上記』になります。
上記には
- ある記事の上、または前に書いてあること・その文句
などの意味があり、文書の上・前に書いてあることを表すときに用いられます。
集合時間は上記のとおりになりますのでお間違いのないようお願いいたします。
「下記」は文章の下・後に記されていることを意味しています。
一方で「上記」は文章の上・前に書かれてあることを意味する言葉です。