「フィクサー」という言葉は、「事件などを陰で調停・処理して報酬を得る人」という意味があるカタカナ語です。
日常生活ではあまり使われない言葉なので、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「フィクサー」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「フィクサー」の意味は『事件などを陰で調停・処理して報酬を得る人』
フィクサーの読み方は「ふぃくさー」です。
語源は英語の「fixer」で、物事を取り付ける人のことや仲介者のことを意味します。
『フィクサー』には
- 事件などを陰で調停・処理して報酬を得る人
などの意味があります。
「フィクサー」の正しい使い方を例文で紹介!
「フィクサー」は、使われる事件などを陰で調停・処理して報酬を得る人を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
裏社会にはフィクサーがいるものだ。
例文②
この映画は、フィクサーを主人公にしたものです。
例文③
フィクサーは表社会には決して出てこない。
例文④
この案件についても、フィクサーが操っているに違いない。
例文⑤
ついにフィクサーの存在が明るみになった。
【フィクサーを使う時の注意点】
フィクサーは、ネガティブなイメージのある言葉です。
日常生活で使うことは少ないですが、使用の際には気をつけましょう。
「フィクサー」の類義語・言い換え3選
『フィクサー』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 黒幕
- ブローカー
- 政商
類義語①黒幕の意味
表面には出ないで、指図をしたり、はかりごとをめぐらしたりする者。
引用:goo辞書
この映画の黒幕は誰か、ドキドキしながら見ていた。
類義語②ブローカーの意味
売買の仲介をする人。仲買人。
引用:goo辞書
彼はブローカーと連絡を取り合っているようだ。
類義語③政商の意味
政府や政治家と結託して特別な利権を得ている商人。
引用:goo辞書
政商とされている企業に就職したい。
「フィクサー」と「黒幕」の違いは?
「フィクサー」と「黒幕」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「フィクサー」には事件などを陰で調停・処理して報酬を得る人という意味がありますが、
それに対し「黒幕」には、表面には出ないで、指図をしたり、はかりごとをめぐらしたりする者という意味があります。
どちらも表舞台に立たずに政治や組織への影響力をもつ人のことを表しますが、「フィクサー」よりも「黒幕」の方が支配的な立場の人を表します。
似ている言葉ですが、ニュアンスが若干異なりますので時と場合に応じて使い分けましょう。
「フィクサー」の対義語・反対語はありません
フィクサーの対義語は、ありません。