「口頭で伝える」という言葉には、「口で直接知らせること」という意味があります。
ビジネスシーンなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「口頭で伝える」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「口頭で伝える」の意味は『口で直接知らせること』
口頭で伝えるの読み方は「こうとうでつたえる」です。
語源は、直接口で述べることを意味する「口頭」と、伝達することを意味する「伝える」が組み合わされた言葉です。
『口頭で伝える』には
- 口で直接知らせること
などの意味があります。
「口頭で伝える」の正しい使い方を例文で紹介!
「口頭で伝える」は、口で直接知らせることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
口頭で伝える内容を書き出しておく。
例文②
詳しい情報は、明日、口頭で伝えさせていただきます。
例文③
個人情報は書面に残さず、口頭で伝えようと思っています。
例文④
それについては、集合してから口頭で伝える予定です。
例文⑤
明日の会議では、詳細について口頭で伝えるべきでしょうか?
【口頭で伝えるを使う時の注意点】
「口頭で伝える」は、ビジネスシーンなどの改まった場面で使われやすい言い回しです。
直接対面して話すというイメージで覚えておきましょう。
「口頭で伝える」の類義語・言い換え3選
『口頭で伝える』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 口頭指示
- 口頭伝達
- 口承
類義語①口答指示の意味
山田さんから口頭指示を受けました。
類義語②口頭伝達の意味
これより口頭伝達をしますので、必要に応じてメモをとってください。
類義語③口承の意味
口から口へと語り伝えること。
引用:goo辞書
この手遊び歌は、昔から口承されています。
「口頭」と「口答」の違いは?
「口頭」と「口答」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「口頭」には文書でなく、直接、口で述べることという意味がありますが、
それに対し「口答」には、質問に口で答えることという意味があります。
「口頭」は、話して伝える場面全般で使うことができますが、「口答」は、質問に対して口で答える場面でのみ使われます。
どちらも「こうとう」と読む言葉ですが、使用場面やニュアンスが異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「口頭で伝える」は英語で『verbal instruction』
口頭で伝えるは英語の『verbal instruction』に言い換えることができます。
英語の『verbal instruction』には
- 口答指示
- 口答による指示
という意味があります。
「口頭で伝える」の対義語・反対語は『文面で伝える』
口頭で伝えるの対義語は、『文面で伝える』になります。
文面で伝えるには
- 文章や手紙で知らせること
などの意味があり、文章で知らせることを表す際に用いられます。
その質問への返答は、後日文面で伝えます。
口で直接知らせることを表す「口頭で伝える」に対して、文章で知らせることという意味の「文面で伝える」は、反対の意味の言葉として使うことができます。