「ケツ持ち」という言葉には、「誰かの尻拭いをする」などという意味があります。
ヤクザ映画などでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「ケツ持ち」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「ケツ持ち」の意味は『誰かの尻拭いをする』
ケツ持ちの読み方は「けつもち」です。
語源は、物事の最後を意味する「ケツ」と、引き受けることを意味する「持つ」が組み合わされた言葉で、責任を取ることを意味しています。
『ケツ持ち』には
- 最後尾に位置して責を負うこと
- ケツを持つさま
- 殿(しんがり)を務める
- 誰かの尻拭いをする
などの意味があります。
「ケツ持ち」の正しい使い方を例文で紹介!
「ケツ持ち」は、誰かの尻拭いをするを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
弟のケツ持ちをする羽目になった。
例文②
仕方ないから、俺がお前のケツ持ちしてやる。
例文③
ケツ持ちなんて誰もしたくない。
例文④
俺にケツ持ちさせる気か。
例文⑤
あそこの会社はケツ持ちがいるらしい。気をつけろ。
【ケツ持ちを使う時の注意点】
「ケツ持ち」は、元々ヤクザや暴力団が、一般企業のトラブルを肩代わりするという意味で使われる俗語でした。
そのため、ビジネスシーンや改まった場面で使うのは不適切である可能性がありますので気をつけましょう。
「ケツ持ち」の類義語・言い換え3選
『ケツ持ち』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 用心棒
- ボディーガード
- 後始末
類義語①用心棒の意味
護衛のために身辺につけておく者。
引用:goo辞書
後のことは用心棒に任せる。
類義語②ボディーガードの意味
要人などの身辺に付き添い、その身の安全を守る人。護衛。
引用:goo辞書
ボディーガードをつけています。
類義語③後始末の意味
物事のすんだあとをかたづけること。また、事後処理をすること。あとじまい。
引用:goo辞書
後始末は任せてください。
「ケツ持ち」は英語で『take over』
ケツ持ちは英語の『take over』に言い換えることができます。
英語の『take over』には
- 引き継ぐ
- 引き取る
などという意味があります。
「ケツ持ち」の対義語・反対語はありません
ケツ持ちの対義語は、ありません。