「消化試合」という言葉には、「リーグ制のプロスポーツで、全日程終了前に優勝チームが決定したあとに残る試合」という意味があります。
スポーツシーンなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「消化試合」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「消化試合」の意味は『リーグ制のプロスポーツで、全日程終了前に優勝チームが決定したあとに残る試合』
消化試合の読み方は「しょうかじあい」です。
語源は、たまった仕事や商品をさばくことを意味する「消化」と、
スポーツ・武術などの技を比べ合い勝敗を競うことを意味する「試合」が組み合わされた言葉です。
『消化試合』には
- リーグ制のプロスポーツで、全日程終了前に優勝チームが決定したあとに残る試合
- 選挙などで、有力な対立候補もなく決定当日までの日程を過ごすだけの状態
などの意味があります。
「消化試合」の正しい使い方を例文で紹介!
「消化試合」は、全日程終了前に優勝チームが決定したあとに残る試合を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
この試合は、消化試合だと言われている。
例文②
消化試合だからと、二軍を出すのは失礼だ。
例文③
優勝チームが決まってからの消化試合は、なかなか盛り上がらない。
例文④
たとえ消化試合でも手を抜かず戦おう。
例文⑤
プロ野球では、優勝チーム確定後の消化試合が行われています。
【消化試合を使う時の注意点】
スポーツに馴染みのない人には意味が通じない場合がありますので、使用の際には注意しましょう。
「消化試合」の類義語・言い換え3選
『消化試合』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 退屈な試合
- コールドゲーム
- ワンサイドゲーム
類義語①退屈な試合の意味
チームの力量に差がありすぎても退屈な試合になる。
類義語②コールドゲームの意味
野球の試合で、5回以上の攻守を終えたあと、降雨・日没や得点に大差がついた場合に、主審がその回までの得点で勝敗を決めて終了を宣言する試合。
引用:goo辞書
今日の試合はコールドゲームになりそうだな。
類義語③ワンサイドゲームの意味
競技で、一方が終始他方を圧倒して勝つ試合。一方的試合。
引用:goo辞書
今日の試合はワンサイドゲームで、試合途中に観客がぽつぽつと帰り始めた。
「消化試合」は英語で『Dead rubber』
消化試合は英語の『Dead rubber』に言い換えることができます。
英語の『Dead rubber』には
- 消化試合
という意味があります。
「消化試合」の対義語・反対語は『ビッグマッチ』
消化試合の対義語は、『ビッグマッチ』になります。
ビッグマッチには
- 規模の大きい試合
- 重要な勝負
などの意味があり、規模の大きい試合を表す際に用いられます。
ビッグマッチを見に行くことができるので、楽しみです。
全日程終了前に優勝チームが決定したあとに残る試合という意味の「消化試合」に対して、重要な試合という意味の「ビッグマッチ」は、反対の意味の言葉として使うことができます。