『サブジェクト』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『主題』『議題』という意味があります。
初めて『サブジェクト』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ!と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『サブジェクト』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
サブジェクトの意味は2パターン
サブジェクトの意味①『主題・議題・題目』
「subject」とは、「主題」「議題」などを意味する言葉である。「subject」は名詞として用いる場合の表記で、複数形になると「subjects」と変化する。動詞は「subjecting(現在分詞)」、「subjected(過去形)」、「subjected(過去分詞)」、「subjects(三人称単数現在)」となる。形容詞として用いる場合は「subjective」となり、「主観的な」といった表現となる。
「subject」は「主題」や「主語」、「教科」など様々な意味を持つ多義語。
引用:weblio辞書
『サブジェクト』には
・主題
・議題
・題目
・主語
・教科
などの意味があります。
サブジェクトを変えて、話を進める。
サブジェクトの意味②『電子メールやネットニュースのメッセージに記す件名』(コンピューター関連)
サブジェクトとは、Eメールの内容を端的に表す表題のことである。メーラーによってさまざまな呼称がある。
サブジェクトにはEメール本文の内容を簡潔に表すタイトルを入力することが良いとされている。サブジェクトに何も入力せずにEメールを送信するのは、特にビジネスにおいては、送信先に対して失礼な場合もある。また、スパムメールに紛れて開封されずに消去されることも考えられる。送られてきたメールに返信しようとすると、同じサブジェクトの先頭にRe:が付くメーラーが多い。
引用:weblio辞書
『サブジェクト』には
・電子メールやネットニュースのメッセージに記す件名
などの意味があります。
サブジェクトの内容を確認してから、メールを開きます。
サブジェクトの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)
ビジネスシーンで使う『サブジェクト』は、『話題』『題名』などがあります。
例文①話題という意味で使う時
【Before】
話題を変えて、次に進みます。
【After】
サブジェクトを変えて、次に進みます。
例文②題名という意味で使う時
【Before】
取引先にメールを送るときは、重要であることを題名にしっかり入力してください。
【After】
取引先にメールを送るときは、重要であることをサブジェクトにしっかり入力してください。
ビジネスシーンで『サブジェクト』と言われた時は、『話題』『メールの件名』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
「サブジェクト」は多義語なので、品詞によって様々な意味があります。
ビジネスシーンでは、契約書に記載される決まり文句として「subject to」を使うことが多いです。
「subject to」とは、英語で「~の対象となる・~を前提としている」あるいは「(規則や管理機関等)の影響下にある」といった意味で用いられるので、一緒に覚えといてください。
サブジェクトの類義語7選
『サブジェクト』の類義語は7つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
①deference(ディファレンス)
②examinee(イグザミニー)
③obedience(オウビーディエンス)
④obey(オベイ)
⑤object(オブジェクト)
⑥トピック
⑦テーマ
類義語①deference(ディファレンス)の意味
I show deference to his deeds(彼の行いに敬意を表します。)
類義語②examinee(イグザミニー)の意味
類義語③obedience(オウビーディエンス)の意味
1(…に対する)服従,従順,忠実;遵法
2《教会》服従;教会の権威の及ぶ所,教区;(教会に帰服する)信徒団
act in obedience to an order(命令に従って行動する)
引用:goo辞書
Instructed to act in obedience to his orders(彼の指示に従うよう言われた)
類義語④obey(オベイ)の意味
- 〈人・命令・制限などに〉従う,…を守る;自言われたとおりにする,従順である
- 〈物・動物が〉…に従って作用する[動く]
- 〈指導原理・自然の法則・理性・衝動などに〉支配される,従って行動する
obey the teacher(先生の言いつけを守る)
引用:goo辞書
類義語⑤object(オブジェクト)の意味
(知覚できる)物、物体、対象、目的、目標、おかしなもの、目的語、客観、客体
a moving object(動く物体)
オブジェクトとは、操作の対象となっているデータ、または、オブジェクト指向の考え方においてプログラムが扱う対象のことである。
オブジェクトは、いわゆる「物体」や「対象」といった意味であるが、現実の世界に存在する事象や概念を指す場合もあるし、そうした事象や概念をモデルとして再現したものや、さらには現実世界には存在せずにモデル上のみに存在する何物かを指すこともある。
引用: IT用語辞典バイナリ
類義語⑥トピックの意味
1 論題。題目。「—別に分類する」
2 話題になる事柄・出来事。また、話題。トピックス。「—ニュース」
「topic」とは、「話全般に共通するもの」というコアイメージを持つ英単語で、会話などにおける「話題」「話の種」、講演や論文などにおける「題目」「テーマ」などの意味を持つ言葉である。
引用:weblio辞書
今私の周りで一番のトピックは、○○になります。
類義語⑦テーマの意味
- 主題。題目。中心的課題。
- (音楽) 主旋律。
- (情報技術) デスクトップの見た目に関わるデザイン。スキン。
- (言語学) 文の中で既知の情報を含む部分。主題。
行動や創作などの基調となる考え。主題。また、論文の題目、楽曲の主旋律など。「共同研究の—を決める」「政府にとって農業政策が今後の—になる」
引用:weblio辞書
サブジェクトの関連用語6選
『サブジェクト』の関連用語は6つあります。
①on subject
②what subject
③be subject to
④is subject to
⑤subjected to change
⑥subject matter
関連用語①on subjectの意味
「on subject」とは、「~について」、「~に関して」などの意味を持つ表現である。
引用:weblio辞書
関連用語②what subjectの意味
「what subject」は、形容詞の「what」と名詞の「subject」を合わせた言葉である。
「what subject do you like?(あなたは何の教科が好きですか?)」というように使われる。
引用:weblio辞書
関連用語③be subject toの意味
「be subject to」とは、「対象になる」、「左右される」などの意味を持つ表現である。
「be subject to taxation.(課税の対象となる。)」、「be subject to delay.(遅延する。)」のような使われ方をする。
引用:weblio辞書
関連用語④is subject toの意味
「is subject to」とは、「~を被る」、「~にさらされる」、「~の対象となる」などの意味を持つ表現だ。
「This region is subject to heavy rain.(この地域は豪雨に見舞われる。)」
「Applicable law the present contract is subject to japan law.(本契約は日本の法律の対象となる。)」のような表現となる。
引用:weblio辞書
関連用語⑤subjected to changeの意味
「subjected to change」とは、「変更される」「変わるかもしれない」「変わることがある」などを意味する表現。
「The schedule is subjected to change.(スケジュールは変更される場合がある。)」
「All prices are subjected to change at the end of next month.(すべての価格は翌月末に変更される場合がある。)」というように表現される。
引用:weblio辞書
関連用語⑥subject matterの意味
「subject matter」とは、「素材」「アイデア」「主題」「題目」を意味する表現である。芸術作品などの「素材」や「アイデア」を表現する時に用いられることが多い。「主題」という意味合いとしては、契約の中心となる題目を表す時によく目にする言葉である。
引用:weblio辞書
サブジェクトの対義語・反対語はありません
サブジェクトの対義語は、ありませんでした。
「サブジェクト(subject)」は多義語になるので様々な意味があります。
文脈によって意味が異なるので、正しく理解して言葉を使用して下さい。