「目まぐるしい」という言葉には、「物の動きや変化が、一つ一つ追って行くことができないほど早い」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「目まぐるしい」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「目まぐるしい」の意味は『物の動きや変化が、一つ一つ追って行くことができないほど早い』
目まぐるしいの読み方は「めまぐるしい」です。
語源は、目が回るようであることを表す「目まがるしい」が変化した言葉だと言われています。
『目まぐるしい』には
- 物の動きや変化が、一つ一つ追って行くことができないほど早い
などの意味があります。
「目まぐるしい」の正しい使い方を例文で紹介!
「目まぐるしい」は、物の動きや変化が、一つ一つ追って行くことができないほど早いことを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
IT企業は目まぐるしい変化を遂げている。
例文②
朝から晩まで目まぐるしく働いている。
例文③
この大会では、目まぐるしく順位が入れ替わっています。
例文④
目まぐるしい毎日なので、何か癒しが欲しい。
例文⑤
目まぐるしく変化する世の中に対応していく力が必要です。
【目まぐるしいを使う時の注意点】
「目まぐるしい」は、「目紛るしい」「目紛しい」と書かれている場合があります。
どの場合でも「めまぐるしい」と読み、意味は同じです。
しかし、「目まぐるしい」と表記するのが一般的ですので、覚えておきましょう。
「目まぐるしい」の類義語・言い換え2選
『目まぐるしい』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 慌ただしい
- 急速に
類義語①慌ただしいの意味
物事をしようとしてしきりにせきたてられるさま。落ち着かなくせわしいさま。
引用:goo辞書
イベント前はみんな落ち着かず、慌ただしい雰囲気だ。
類義語②急速にの意味
形容動詞「急速だ」の連用形。
引用:goo辞書
スマートフォンは急速に進化しました。
「目まぐるしい」と「慌ただしい」の違いは?
「目まぐるしい」と「慌ただしい」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「目まぐるしい」には物の動きや変化が、一つ一つ追って行くことができないほど早いという意味がありますが、
それに対し「慌ただしい」には、物事をしようとしてしきりにせきたてられるさまという意味があります。
「目まぐるしい」は、物事の急速な変化についていくことが大変であることを表すのに対して、「慌ただしい」は、しなければいけないことが多いなど、忙しい状況で大変な様子を表します。
どちらも、物事の動きや変化が早く、対応することが難しいことを表す言葉ですが、ニュアンスが若干異なりますので時と場合に応じて使い分けましょう。
「目まぐるしい」は英語で『dizzying』
目まぐるしいは英語の『dizzying』に言い換えることができます。
英語の『dizzying』には
- 目が回る
- めまいがする
などの意味があります。
「目まぐるしい」の対義語・反対語は『のんびり』
目まぐるしいの対義語は、『のんびり』になります。
のんびりには
- ゆったりとしてくつろいださま
- のびのび
などの意味があり、ゆったりとしてくつろいださまを表す際に用いられます。
久しぶりにまとまった休みがとれて、ゆっくりできた。
物の動きや変化が、一つ一つ追って行くことができないほど早いことを表す「目まぐるしい」に対して、ゆったりとしてくつろいださまという意味の「のんびり」は、反対の意味の言葉として使うことができます。