「お召し物」という言葉には、「他人が身に着けているものを丁寧に表した言葉」という意味があります。
目上の立場の人や丁寧に扱うべき相手に対してよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「お召し物」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
お召し物の意味は『他人が身に着けているものを丁寧に表した言葉』
お召し物の読み方は「おめしもの」です。
他人の衣服や飲食物などを丁寧に表現した「召し物」に接頭語の「お(御)」が付いた言葉です。
「召し物」には食べ物や飲み物を含みますが、「お召し物」は相手が身に着けているもののみを指します。
『お召し物』には
- 着ているもの
- 着用している服
などの意味があります。
「お召し物」の正しい使い方を例文で紹介!
「お召し物」は、目上の立場の人や丁寧に扱うべき相手の衣服に対して使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
奥様には華やかなお召し物がとても良くお似合いです。
例文②
お客様がいらしたら、お召し物をお預かりしてください。
例文③
お嬢様はいつも素敵なお召し物を着こなしていらっしゃいます。
例文④
食事の提供時には、お客様のお召し物を汚さないよう注意してください。
【お召し物を使う時の注意点】
「お召し物」は洋服にも和服にも使うことができますが、履物やバッグなどに対しては使いません。
「お召し物」の類義語・言い換え5選
『お召し物』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 装い
- 衣装
- 身なり
- (お)洋服
- (お)着物
類義語①装いの意味
- 身なりや外観を整えること。美しく飾ること。また、その姿。よそい。
- 目にしたようす。おもむき。風情 (ふぜい) 。
- 準備すること。
引用:goo辞書
華やかな装いがパーティーにぴったりです。
類義語②衣装の意味
- 《上半身につける「衣 (きぬ) 」と下半身につける「裳 (も) 」の意から》着物。衣服。
- 儀式や祭りの場での、多く定式化された衣服。また、芸能で出演者のつける衣服。舞楽・能では、特に装束 (しょうぞく) という。
引用:goo辞書
写真館では好きな衣装を選ぶことができます。
類義語③身なりの意味
- 衣服をつけた姿。また、その服装。
- からだのかっこう。からだつき。
引用:goo辞書
彼女はいつもきちんとした身なりをしている。
類義語④お洋服の意味
《「西洋服」の略》西洋風の衣服。背広・ズボン・ワンピース・スーツ・スカートなど。⇔和服。
引用:goo辞書
新しいお洋服もお似合いです。
類義語⑤お着物の意味
- からだに着るものの総称。衣服。
- 洋服に対して和服。特に長着。
引用:goo辞書
奥様がお召しになっているお着物は一級品です。
「お召し物」は英語で『clothes』
お召し物は英語の『clothes』に言い換えることができます。
英語の『clothes』には
- 着(る)物
- 衣服
という意味があります。
「お召し物」の対義語・反対語はありません
お召し物の対義語は、ありません。