「いつも月夜に米の飯」という言葉には、「不足の無い生活のこと」という意味があります。
日常生活ではあまり使われない表現なので、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「いつも月夜に米の飯」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「いつも月夜に米の飯」の意味は『不足の無い生活のこと』
いつも月夜に米の飯の読み方は「いつもつきよにこめのめし」です。
昔は電気がなく、月の明かりが貴重なものでした。
また、白米もとても貴重なもので、毎日食べることは庶民にとって夢のようなことでした。
「いつも月夜に米の飯」は、月明かりと白米が続く生活は、理想的で満足な暮らしであるということが語源となっています。
『いつも月夜に米の飯』には
- 不足の無い生活のこと
- 満足な生活を願っても実際はそうはいかないこと
などの意味があります。
「いつも月夜に米の飯」の正しい使い方を例文で紹介!
「いつも月夜に米の飯」は、不足の無い生活のことを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
里帰りしたら、いつも月夜に米の飯だ。
例文②
いつも月夜に米の飯だと思ったら大間違いだよ。
例文③
いつも月夜に米の飯なのは、旦那が頑張って働いてくれるからだなぁ。
例文④
一人暮らしをして、いつも月夜に米の飯のありがたみを知った。
例文⑤
仕事で遅く帰っても、美味しい夕飯が待っている。いつも月夜に米の飯だ。
【いつも月夜に米の飯を使う時の注意点】
「いつも月夜に米の飯」は、「いつも月夜と米の飯」と表される場合もありますが、同じ意味で使われますので覚えておきましょう。
語感がいいので、店名や作品のタイトルなどになることの多い慣用句です。
「いつも月夜に米の飯」の類義語・言い換え4選
『いつも月夜に米の飯』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 悠々自適
- 気楽
- 自由奔放
- のんき
類義語①悠々自適の意味
のんびりと心静かに、思うまま過ごすこと。
引用:goo辞書
悠々自適な暮らしをしたい。
類義語②気楽の意味
心配や苦労がなく、のんびりとしていられること。また、そのさま。
引用:goo辞書
仕事を辞めてから、気楽な生活だ。
類義語③自由奔放の意味
他を気にかけず、自分の思うままに振る舞うさま。
引用:goo辞書
娘には自由奔放に生きてほしい。
類義語④のんきの意味
性格や気分がのんびりとしていること。こせこせしないこと。また、そのさま。
引用:goo辞書
20歳を過ぎても実家暮らしなんて、のんきな人だなぁ。
「いつも月夜に米の飯」は英語で『enjoy a carefree life』
いつも月夜に米の飯は英語の『enjoy a carefree life』に言い換えることができます。
英語の『enjoy a carefree life』には
- 気楽な生活[人生]を楽しむ
という意味があります。
「いつも月夜に米の飯」の対義語・反対語は『気忙しい』
いつも月夜に米の飯の対義語は、『気忙しい』になります。
気忙しいには
- あれこれと気持ちがせかれて、落ち着いていられない
- きぜわしない
などの意味があり、あれこれと気持ちがせかれて、落ち着いていられないことを表す際に用いられます。
私の祖母は気忙しい人で、いつもバタバタしている。
不足の無い生活のことという意味の「いつも月夜に米の飯」に対して、あれこれと気持ちがせかれて、落ち着いていられない様子を表す「気忙しい」は、反対の意味の言葉として使うことができます。