逆もまた然りの意味とは?ビジネスでの正しい使い方・例文を解説!言い換えは?

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「逆もまた然り」という言葉には、「条件や因果の関係を入れ替えて逆転させても、事実として成立すること」という意味があります。

ビジネスシーンなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「逆もまた然り」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

逆もまた然りの意味は『条件や因果の関係を入れ替えて逆転させても、事実として成立すること』

仕事

【逆もまた然りの意味】

ある文で示された条件や因果の関係を入れ替えて逆転させても、やはり正しい(事実として成立する)、ということを述べる言い回し。

引用:Weblio辞書

逆もまた然りの読み方は「ぎゃくもまたしかり」です。

明確な語源は不明ですが、

  • 「逆」は、前に述べている事柄を反転させても同じ結果になること
  • 「また」は、ほかのものと同じ状態にあるさま
  • 「然り」は、その通りであることを表す古語

この3つの言葉が組み合わされた言葉です。

『逆もまた然り』には

  • ある文で示された条件や因果の関係を入れ替えて逆転させても、やはり正しいということを述べる言い回し

などの意味があります。

逆もまた然りの正しい使い方を例文で紹介!

逆もまた然り」は、条件や因果の関係を入れ替えて逆転させても、事実として成立することを表す際に使われる言葉です。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

仕事ができる人が皆、コミュニケーション能力が高いわけではない。逆もまた然りだ。

例文②

B男

地頭がいい人がテストの点数が高いとは限らない。逆もまた然りである。

例文③

C子

努力する人は成績も良い。逆もまた然り。

例文④

B子

1人をよく見ようとすると全体を見ることができない。逆もまた然り。

例文⑤

C男

第一印象が最悪でも、仲良くなることがある。その逆もまた然りだ。

逆もまた然りを使う時の注意点】

「然り」は「さり」と読む場合もありますが、「逆もまた然り」のときは「しかり」と読むため、覚えておきましょう。

逆もまた然り類義語・言い換え3選

本

逆もまた然り』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 確かに
  2. その通り
  3. 同様に

類義語①確かにの意味

確実に。明白に。または「確認したところ、指摘された通り」や、「言われてみればその通り」などの意味合いで用いることもある。

引用:Weblio辞書

B子

確かに君の言う通りだ。

類義語②その通りの意味

相手の見解を承けて、その内容が正しく、的を射ていることを表明する表現。

引用:Weblio辞書

A子

その通りでございます。

類義語③同様にの意味

前述した物事と同じようにすること、同じ様子であることなどを意味する表現。

引用:Weblio辞書

B男

先ほどの件と同様に対応しようと考えております。

逆説的の意味

逆もまた然りは英語で『vice versa

逆もまた然りは英語の『vice versa』に言い換えることができます。

vice versaの意味

逆に、反対に、逆もまた同様

引用:Weblio英和辞典・和英辞典

英語の『vice versa』には

  • 逆に
  • 反対に
  • 逆もまた同様

という意味があります。

「逆もまた然り」の対義語・反対語はありません

パソコン

逆もまた然りの対義語は、ありません

どんでん返しの意味

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