「たわごと(戯言)」という言葉には、「たわけた言葉・ばかばかしい話・ふざけた話」という意味があります。
日常会話でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「たわごと(戯言)」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
たわごと(戯言)の意味は『たわけた言葉・ばかばかしい話・ふざけた話』
たわごと(戯言)の漢字表記は「戯言」です。
語源は不明ですが、ふざける・たわむれるを意味する「戯」と、ものをいうことの意味の「言」が合わさった言葉です。
『たわごと(戯言)』には
- たわけた言葉
- ばかばかしい話
- ふざけた話
などの意味があります。
「たわごと(戯言)」の正しい使い方を例文で紹介!
「たわごと(戯言)」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①読み方が「たわごと」の時
読み方が「たわごと」の際、拒否したくなるようなふざけた話を表す時に使われます。
【例文①】
そんなたわごと(戯言)聞きたくないので帰ってください。
【例文②】
いつまでもたわごと(戯言)を言うのはいい加減やめなさい。
例文②読み方が「ざれごと」の時
読み方が「ざれごと」の際、ふざけた話で自分が楽しくなれる話を表す時に使われます。
【例文①】
父の話は老人のざれごと(戯言)だと思って聞き流してくださいね。
【例文②】
ざれごと(戯言)ばかり言っていたらあっという間に時間がすぎてしましました。
【たわごと(戯言)を使う時の注意点】
「たわごと(戯言)」は、たわけた言葉・ばかばかしい話・ふざけた話という意味で、拒否したくなるようなふざけた話を表す時に使われます。
また、否定的な意味合いを含み、時には相手を怒らせてしまう可能性があるので注意が必要です。
例文のように「たわごと(戯言)」は「ざれごと(戯言)」とも読み、読み方によって意味や使うシーンも変わってくる熟語です。
一般的に「戯言(たわごと)」はネガティブな文脈で使われることが多く、この例文のように怒った時や、注意する時によく用いられます。
「たわごと(戯言)」の類義語・言い換え5選
『たわごと(戯言)』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- ざれごと
- 痴れ事
- 冗談
- 洒落
- 妄言
類義語①ざれごとの意味
彼は会うたびにざれごとばかり言うけど、憎めない人です。
類義語②痴れ事の意味
そんなふうに痴れ事をぬかすなんて、ダサすぎる。
類義語③冗談の意味
- 遊びでいう言葉。ふざけた内容の話。
- たわむれにすること。また、そのさま。いたずら。
引用:goo辞書
彼はあんなことを言っていますが、あれは冗談なのでお気になさらず。
類義語④洒落の意味
- その場に興を添えるために言う、気のきいた文句。ある文句をもじったり、同音や似た音の言葉に掛けて言ったりする。地口 (じぐち) ・警句の類。
- 戯れにすること。冗談事。
- (多く「お洒落」の形で用いる)気のきいた身なりをすること。華やかに装うこと。
- 今風で、あかぬけていること。
引用:goo辞書
あの言い方は洒落にならないくらい怖さを感じました。
類義語⑤妄言の意味
うちの祖父は妄言を吐くので気を付けてくださいね。
「たわごと(戯言)」と「ざれごと」の違いは?
「たわごと(戯言)」と「ざれごと」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「たわごと(戯言)」にはたわけた言葉・ばかばかしい話・ふざけた話という意味がありますが、
それに対し「ざれごと」には、たわむれに言う言葉でふざけたことという意味があります。
どちらも漢字表記は同じですが、読み方によって意味や使うシーンも変わってくる熟語です。
「たわごと(戯言)」と読む場合は否定的なニュアンスになり、「ざれごと」と読む場合はと肯定的なニュアンスの意味合いになります。
相手に誤解を与えないためにも、状況に合わせて使いわけられるようにしましょう。
「たわごと(戯言)」は英語で『silly talk』
たわごと(戯言)は英語の『silly talk』に言い換えることができます。
英語の『silly talk』には
- 馬鹿話
という意味があります。
「たわごと(戯言)」の対義語・反対語はありません
たわごと(戯言)の対義語は、ありません。