「おあいそ」という言葉には、「飲食店などの勘定」という意味があります。
お会計の際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「おあいそ」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「おあいそ」の意味は『飲食店などの勘定』
「おあいそ」は、「愛想(あいそ)」という言葉に、尊敬の意味の接頭辞の「お」がついた言葉です。
おあいその漢字表記は「お愛想」です。
語源は諸説ありますが、寿司屋で会計の意味として使われていた隠語だといわれています。
店側が客に対して「代金を払ってほしい」と伝える際、「お愛想がなく申し訳ありません」と断ってから勘定をお願いしていたことから、「おあいそ」は「飲食店などでの勘定」を表すようになりました。
『おあいそ』には
- 飲食店などの勘定
などの意味があります。
「おあいそ」の正しい使い方を例文で紹介!
「おあいそ」は、飲食店などの勘定を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
おあいそ尽かしで申し訳ございませんが、お勘定をお願いします。
例文②
お姉さん!おあいそで!
例文③
おあいそお願いします。
例文④
彼がドヤ顔で店員さんに「おあいそで!」というのが嫌です。
例文⑤
これまでカッコつけて「おあいそ」って使っていたけど、これからは使うのやめておこう…。
【おあいそを使う時の注意点】
「おあいそ」は、標準語として使われているため、どこかの地域の方言ではありません。
また、一般的には店側が使用する言葉である「おあいそ」ですが、現代では「お会計」という意味で浸透してきているため、客側が使っても間違いではないとされています。
しかし、厳密には客側が使うと「この店には愛想が尽きたので帰ります」という意味合いで取られてしまう場合もあるため注意が必要です。
「おあいそ」の類義語・言い換え3選
『おあいそ』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 勘定
- 会計
- チェック
類義語①勘定の意味
代金を支払うこと。また、その代金。
引用:goo辞書
若女将!お勘定お願いします!
類義語②会計の意味
代金の支払い。勘定。
引用:goo辞書
お会計お願いします。
類義語③チェックの意味
飲食店などの勘定。
引用:goo辞書
当店は、テーブルチェックとさせていただいております。
「おあいそ」と「お会計」の違いは?
「おあいそ」と「お会計」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「おあいそ」には飲食店などの勘定という意味がありますが、
それに対し「お会計」も、飲食店などで代金を支払うことという意味があります。
どちらも飲食店でお金を支払うことを意味する言葉ですが、「おあいそ」は一般的に店側が使う言葉であるのに対して、「お会計」は店側・客側どちらも使うことができる言葉です。
時と場合に応じて使い分けましょう。
「おあいそ」は英語で『check please』
おあいそは英語の『check please』に言い換えることができます。
英語の『check please』には
- 会計お願いします
という意味があります。
「おあいそ」の対義語・反対語はありません
おあいその対義語は、ありません。