「生真面目」という言葉には、「非常にまじめなこと・まじめすぎて融通がきかないこと」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「生真面目」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
生真面目の意味は『非常にまじめなこと・まじめすぎて融通がきかないこと』
生真面目の読み方は「きまじめ」です。
語源は、嘘や冗談がないこと・真剣であること・誠実であることという意味の「真面目」にまじりけのない強調の意味合いの「生」が合わさりできた言葉です。
『生真面目』には
- 非常にまじめなこと
- まじめすぎて融通がきかないこと
などの意味があります。
「生真面目」の正しい使い方を例文で紹介!
「生真面目」は、非常にまじめなことやまじめすぎて融通がきかないことを表す時に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
兄は生真面目な性格なので、冗談が通じない。
例文②
生真面目な人ほど、一度レールを外れると修正するのに時間がかかると思います。
例文③
彼女は生真面目だから、合コンに誘ってもこないと思いますよ。
例文④
昔は公務員といえば生真面目な人達の集まりと思っていたけど、今ではニュースで取り上げられる事件を起こしたりしています。
例文⑤
息子の担任は生真面目な先生なので、安心して預けられます。
【生真面目を使う時の注意点】
「生真面目」は真面目な人よりもさらに真面目とされ、非常に真面目や真面目すぎるという意味で人物に対して性格や人格などを表現する時に使われます。
例文⑤のように状況次第で良い意味で使われる事もありますが、例文①~④のようにネガティブな意味合いで使われることが多い言葉です。
「生真面目」の類義語・言い換え5選
『生真面目』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 真面目
- 真正直
- 堅物
- 愚直
- 誠実
類義語①真面目の意味
友人はとても真面目な人柄なので、一緒にいて安心します。
類義語②真正直の意味
彼は苦手なものを目の前にすると真正直に言ってしまう性格です。
類義語③堅物の意味
父はかなりの堅物なので、ちょっとの説得では動きませんよ。
類義語④愚直の意味
これからは愚直に生きると決めました。
類義語⑤誠実の意味
友人は、彼の誠実な人柄に惚れたそうです。
「生真面目」と「真面目」の違いは?
「生真面目」と「真面目」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「生真面目」には非常にまじめなこと・まじめすぎて融通がきかないことという意味がありますが、
それに対し「真面目」には、うそやいいかげんなところがなく真剣であることという意味があります。
「生真面目」は「真面目」よりもさらに真面目とされ、非常に真面目や真面目すぎるという意味です。
「真面目」は本気、真剣、誠実というポジティブな意味で使われ、「生真面目」は真面目すぎて融通がきかないといったネガティブな意味合いも含まれてい使われるという違いです。
「生真面目」は英語で『dead serious』
生真面目は英語の『dead serious』に言い換えることができます。
英語の『dead serious』には
- 大真面目である
- 全く真面目である
という意味があります。
「生真面目」の対義語・反対語は『不真面目』
生真面目の対義語は、『不真面目』になります。
不真面目には
- まじめでないこと・様子
などの意味があり、真面目でないことを表すときに用いられます。
後輩は不真面目だから、大事な用は頼めません。
「生真面目」は非常に真面目であることを意味し、「不真面目」は真面目ではないことを意味しています。