「これを機に」という言葉には、「それをきっかけとして」という意味があります。
ビジネスシーンなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「これを機に」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「これを機に」の意味は『それをきっかけとして』
これを機にの読み方は「これをきに」です。
きっかけを表す言葉である「機」が語源となり、「これを機会に」という意味で使われるようになりました。
『これを機に』には
- それをきっかけとして
- この機会に
などの意味があります。
「これを機に」の正しい使い方を例文で紹介!
「これを機に」は、「それをきっかけとして」ということを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
これを機に、さらに精進いたします。
例文②
これを機に、ぜひ購入を検討していただければと思います。
例文③
これを機に、デザインを一新するというのはどうでしょうか。
例文④
これを機に、Webコンテンツについても勉強していきたいと思います。
例文⑤
これを機に、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
【これを機にを使う時の注意点】
「これを機に」は、これからの意欲や決意を述べる際によく使われる表現です。
目上の方や取引先の相手などに使っても馴染みがよいため、ビジネスシーンで多く使われます。
「これを機に」の類義語・言い換え4選
『これを機に』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- これを契機に
- この節目に
- これを転機に
- 好機
類義語①これを契機にの意味
これを契機に、営業成績を伸ばしていきたいです。
類義語②この節目にの意味
この節目に、新しい部署を立ち上げることになったらしい。
類義語③これを転機にの意味
これを転機に、ますます精進していきます。
類義語④好機の意味
物事をするのにちょうどよい機会。チャンス。
引用:goo辞書
多少のことはピンチと思わず、むしろ好機であると考えています。
「これを機に」と「これを期に」の違いは?
「これを機に」と「これを期に」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「これを機に」にはそれをきっかけとしてという意味がありますが、
それに対し「これを期に」には、「これを機に」の誤表記という意味があります。
どちらも「これをきに」と読みますが、「これを機に」が正しい表記です。
「これを機会に」という意味で覚えると間違いにくいため、意味と漢字を併せて覚えておきましょう。
「これを機に」は英語で『on this occasion』
これを機には英語の『on this occasion』に言い換えることができます。
英語の『on this occasion』には
- この機会に
- これを機に
という意味があります。
「これを機に」の対義語・反対語はありません
これを機にの対義語は、ありません。