「その旨」という言葉には、「そのような内容、そのような話、などの意味の表現」という意味があります。
ビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「その旨」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「その旨」の意味は『そのような内容、そのような話、などの意味の表現』
その旨の読み方は「そのむね」です。
語源は、聞き手が知っていることや話題に上がった事柄を意味する「その」と、考えている内容を意味する「旨」が組み合わされた言葉です。
『その旨』には
- そのような内容
- そのような話
などの意味があります。
「その旨」の正しい使い方を例文で紹介!
「その旨」は、そのような内容、そのような話、などを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
部長にもその旨をお伝えください。
例文②
明日参加する皆さんには、僕からその旨を伝えておきますね。
例文③
日程がはっきりしましたら、その旨をご連絡いただければと思います。
例文④
明日の集合時間の変更、承知いたしました。その旨、山田にも伝えておきます。
例文⑤
駐車場をご利用の際は、受付にてその旨をお知らせください。
【その旨を使う時の注意点】
「その旨」は、ビジネスシーンでよく使われる表現で、目上の方や取引先の相手などにも使うことができる言葉です。
しかしあまり多用すると、どのことを「その旨」と言っているのかわからなくなるため、必要最低限に留めておきましょう。
「その旨」の類義語・言い換え3選
『その旨』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 今の話
- 話の内容
- この件
類義語①今の話の意味
今の話、部長には内密にお願いします。
類義語②話の内容の意味
これまでの話の内容をまとめておきましょう。
類義語③この件の意味
この件については、来週また詳しく話し合いましょう。
「その旨」と「内容」の違いは?
「その旨」と「内容」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「その旨」にはそのような内容、そのような話という意味がありますが、
それに対し「内容」には、文章や話などの中で伝えようとしている事柄という意味があります。
「その旨」は、話している内容のうち、その直前に話題となったことだけを表しますが、「内容」は、その話題の事柄全般を意味します。
似ている言葉ですが、ニュアンスが若干異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「その旨」は英語で『that effect』
その旨は英語の『that effect』に言い換えることができます。
英語の『that effect』には
- その旨
という意味があります。
「その旨」の対義語・反対語はありません
その旨の対義語は、ありません。