自転車操業の意味とは?正しい使い方・例文を簡単に解説!言い換えは?

自転車

「自転車操業」という言葉には、「資金の借り入れと返済を繰り返しながらかろうじて操業を続けること」という意味があります。

日常会話やビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「自転車操業」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

自転車操業の意味は『資金の借り入れと返済を繰り返しながらかろうじて操業を続けること』

【自転車操業の意味】

《自転車は走るのをやめれば倒れてしまうところから》資金の借り入れと返済を繰り返しながらかろうじて操業を続けること。また、そのような経営状態。

引用:goo辞書

自転車操業の読み方は「じてんしゃそうぎょう」です。

語源は漕ぐのを辞めると倒れてしまうので漕ぎ続けなければいけない自転車から来ており、企業の経営に例えて生まれた言葉です。

『自転車操業』には

  • 資金の借り入れと返済を繰り返しながらかろうじて操業を続けること・そのような経営状態

などの意味があります。

自転車操業の正しい使い方を例文で紹介!

自転車操業」は、資金の借り入れと返済を繰り返しながらかろうじて事業を続けていることを表すときに使われる言葉です。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

年前に起業しましたが、自転車操業から抜け出せないので会社を畳むつもりです。

例文②

B男

先月倒産した某企業は、コロナ禍の影響で、あれからずっと自転車操業だったらしい。

例文③

C子

自転車操業に陥ってた企業を立て直しすために、敏腕経営コンサルタントを雇った。

例文④

B子

うちの会社は自転車操業を続けているが、いつまでもつのか分からないので転職を考えています。

例文⑤

C男

店は自転車操業だが、来てくれる常連のお客様が応援してくれているのでなんとか続けたいと思っています。

自転車操業を使う時の注意点】

「自転車操業」は資金の借り入れと返済を繰り返しながらかろうじて操業を続けることを指し、法人や個人事業主の経済状態を表すときに使われます。

例文のように、「自転車操業」は一般的にマイナスなイメージで使われることが多い言葉です。

自転車操業」の類義語・言い換え4

自転車操業』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 火の車
  2. 四苦八苦
  3. 貧乏暇なし
  4. 首が回らない

類義語①火の車の意味

経済状態がきわめて苦しいこと。

引用:コトバンク

B子

我が家は5人の子どもがいるので、いつも家計が火の車です。

類義語②四苦八苦の意味

読み方:しくはっく

非常に苦労すること。たいへんな苦しみ。もと仏教の語で、あらゆる苦しみの意。

引用:goo辞書

A子

やりくりんい四苦八苦しながらも、子ども達を大学まで行かせることができました。

類義語③貧乏暇なしの意味

貧乏なため生活に追われっぱなしで少しの時間の余裕もない。

引用:コトバンク

B男

コロナ禍以降なかなか客足が戻りませんが、貧乏暇なしで飛び回っています。

類義語④首が回らないの意味

借金など、支払うべき金が多くてやりくりがつかない。

引用:goo辞書

B子

年末は何かと支払いや出費が多く首が回りません。

首が回らないの意味

自転車操業は英語で『shoestring operation

自転車操業は英語の『shoestring operation』に言い換えることができます。

shoestring operationの意味

  1. 《a ~》資金力のない企業
  2. 《be a ~》〔会社・店などが〕自転車操業である

引用:英辞郎

英語の『shoestring operation』には

  • 資金力のない企業
  • 会社・店などが自転車操業である

という意味があります。

自転車操業の対義語・反対語はありません

自転車操業の対義語は、ありません。

ジリ貧の意味

目次