『わざわざ』には『そのために』という意味があります。
「何となくの意味しか知らない」「使い方が合っているか分からないまま言っていた」という人もいるのではないでしょうか。
言葉の意味や使い方を正しく理解することで、自分の思いや気持ちを簡単に表現することができたり、コミュニケーションの質を高めることができます。
この記事では『わざわざ』の意味や使い方を例文などで、分かりやすく紹介していきます。
わざわざの意味は『そのために』
わざわざは漢字で「態々」とあり、古語の「態態し」からきています。
「意識的に何かをすること」という意味があることから、わざわざは「故意に」と使われるようになりました。
『わざわざ』には
- そのために
- 故意に
- ついででなく
などの意味があります。
わざわざの正しい使い方を例文で紹介!
『わざわざ』は、しなくてもよいことをするときに使われる言葉です。
例文を見て、正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
今日はわざわざ遠回りして帰る。
例文②
わざわざ合わなくても電話で済ませられる。
例文③
わざわざ関わらないでほしい。
例文④
落とし物をわざわざ家まで届けてくれた。
例文⑤
わざわざ来てくれてありがとう。
【注意点】
断ったり遠慮するときは失礼にあたるので、「わざわざ」という言葉は使わないほうがいいでしょう。
わざわざの類義語・言い換え5選
『わざわざ』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
①特に
②これと言って
③敢えて
④わざと
⑤故意に
類義語①特にの意味
普通と違って際立っているさま。他からはっきりと区別されるさま。特別。とりわけ。格別。
引用:goo辞書
特に用事はないけど学校に行こう。
類義語②これと言っての意味
とりたてて。「—言うこともない」
引用:weblio辞書
類義語③敢えての意味
やりにくいことを押しきってするさま。無理に。
引用:goo辞書
彼は敢えて嘘をついているのかもしれない。
類義語④わざとの意味
意識して、また、意図的に何かをするさま。ことさら。故意に。わざわざ。
引用:weblio辞書
類義語⑤故意にの意味
わざとすること。また、その気持ち。
引用:goo辞書
娘が故意に水をこぼした。
わざわざは英語で『expressly』
わざわざは英語の『expressly』で、表現することができます。
わざわざの対義語・反対語は『ついでに』
わざわざの対義語は、『ついでに』になります。
「ついでに」には
- いっしょに
- 関連して
などの意味があり、本来の目的とは別のこともするときに用いられます。
「わざわざ」はそれだけのために、「ついでに」は何かをする機会を利用するときに使われます。