「金字塔」という言葉には、「後世に永く残る優れた業績のこと」という意味があります。
ビジネスシーンやニュースなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「金字塔」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
金字塔の意味は『後世に永く残る優れた業績のこと』
金字塔の読み方は「きんじとう」です。
語源は、「金」という漢字がピラミッドの形と似ており、そのピラミッドが歴史的な偉大な建造物だったことが派生し「不滅の業績」の意味で使われるようになったと言われています。
『金字塔』には
- ピラミットのこと
- 後世に永く残る優れた業績のこと
などの意味があります。
「金字塔」の正しい使い方を例文で紹介!
「金字塔」は、後世に永く残る優れた業績のことを表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①

彼はたくさんの金字塔を打ち立てたサッカー界のスーパースターです。
例文②

新監督は、初めての挨拶で今期中に金字塔を打ち立てると誓いました。
例文③

彼女が作る作品は美術界の金字塔と言われています。
例文④

あの曲は、音楽会の金字塔的な存在だと思います。
例文⑤

この業界での金字塔となれるよう努力していきたいと思っています。
【金字塔を使う時の注意点】
「金字塔」は後世に永く残る優れた業績という意味で、主にスポーツ・文学・映画などの芸術分野で使われている言葉です。
例文①・②のように「金字塔を打ち立てる」という使い方は、後世に残るような偉業を実現する・成し遂げることを指しています。
例文③・④・⑤のように金字塔の前に分野名を入れることで、その分野における最も優れた作品や業績であることを表すことができます。
「金字塔」の類義語・言い換え5選
『金字塔』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 偉業
- 功績
- 業績
- 遺産
- レコード
類義語①偉業の意味
偉大な事業。すぐれた仕事
引用:コトバンク

彼女は今期最大の偉業を成し遂げました。
類義語②功績の意味
あることを成し遂げた手柄。すぐれた働きや成果。
引用:コトバンク

彼はその功績を称えられ、とても有名になりました。
類義語③業績の意味
あることをして得られたよい結果。
引用:コトバンク

彼らが素晴らしい業績を残してくれたことで、今があることは間違いありません。
類義語④遺産の意味
- 死後に残した財産。法律的には、人が死亡当時持っていた所有権・債権・債務も含む全財産をいう。相続財産。
- 前代の人が残した業績。
引用:weblio辞書

今回の旅行はたくさんの世界遺産を回る予定です。
類義語⑤レコードの意味
- 記録。特に、陸上や水泳などの競技の最高記録。
- 音楽などを録音した円盤。盤面に外から内側へと螺旋状に音の信号を刻んだもの。プレーヤーで再生する。
- コンピューターで、ファイルを構成する単位。フィールドが集まって1レコードをつくり、そのまとまったものがファイルになる。
引用:weblio辞書

A選手は自身の持つレコードを更新することが目標だと言っていました。

「金字塔」は英語で『monumental achievement』
金字塔は英語の『monumental achievement』に言い換えることができます。
英語の『monumental achievement』には
- 記念碑的な偉業
- とてつもない功績
という意味があります。
「金字塔」の対義語・反対語はありません
金字塔の対義語は、ありません。
