「士気を高める」という言葉には、「組織やチーム内のやる気や団結心を高めること」という意味があります。
スポーツやビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「士気を高める」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
士気を高めるの意味は『組織やチーム内のやる気や団結心を高めること』

士気を高めるの読み方は「しきをたかめる」です。
語源は、兵士が持つ意気込みの意の「士気」から来ており、それが転じて団結し物事を行う時の意気込みや意欲を指すようになりました。
『士気を高める』には
- 組織やチームが共通の目的を達成するために、メンバーのやる気や団結心を高めること
などの意味があります。
「士気を高める」の正しい使い方を例文で紹介!

「士気を高める」は、組織やチーム内でのやる気や、精神的な活力を引き上げることを表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①

部下の士気を高めるために、飲み会を企画しています。
例文②

今回のプロジェクト成功のためにも、全員で士気を高めていきましょう。
例文③

選手一人ひとりの頑張りが、チーム全体の士気を高めます。
例文④

この研修は、社員たちの士気を高める目的も含まれています。
例文⑤

私たち保護者は、試合前の子ども達に前向きな言葉をかけて士気を高めます。
【士気を高めるを使う時の注意点】
「士気を高める」は主にビジネスシーンやスポーツシーンで使われ、組織やチーム内のモチベーションや意欲を高めるための行動・施策について説明するときに使われます。
また、「士気を高める」を使う際は、抽象的な表現ではなく具体策を示すことがポイントです。
「士気を高める」の類義語・言い換え5選

『士気を高める』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 士気を上げる
- 闘志を燃やす
- 鼓舞
- 奮起
- 活を入れる
類義語①士気を上げるの意味

チーム内で助け合うことで、会社全体の士気を上げることができました。
類義語②闘志を燃やすの意味

さらに順位を上げるために、密に闘志を燃やしています。
類義語③鼓舞の意味
大いに励まし気持ちを奮いたたせること。勢いづけること。鼓吹
。
引用:コトバンク

あの監督は、選手達を鼓舞するのがうまい。
類義語④奮起の意味
ふるいたつこと。勇気・元気をふるい起こすこと。
引用:コトバンク

諦めモードの人達を奮起させるには、物で釣るしかない。
類義語⑤活を入れるの意味
- 柔道などの術で、気絶した人の息を吹き返らせる。
- 刺激を与えて元気づける。
引用:コトバンク

社長は朝礼で社員たちに活を入れました。

「士気を高める」と「士気を上げる」の違いは?

「士気を高める」と「士気を上げる」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「士気を高める」には組織やチーム内のやる気や団結心を高めることという意味がありますが、
それに対し「士気を上げる」にも、組織やチーム内のやる気や団結心を高めることという意味があります。
「士気を高める」と「士気を上げる」は、ほぼ同じ意味を持つ言葉です。
しかし文脈によって強弱や意味合いが少し違い、「士気を高める」は、士気がすでにある状態から更に高みに持って行くニュアンスで使われます。
一方で、「士気を上げる」は士気が低い状態から上昇させるというニュアンスです。
「士気を高める」は英語で『boost morale』

士気を高めるは英語の『boost morale』に言い換えることができます。
英語の『boost morale』には
- 士気を高める
という意味があります。
「士気を高める」の対義語・反対語は『士気を下げる』

士気を高めるの対義語は、『士気を下げる』になります。
士気を下げるには
- 人やチームの意欲、やる気、自信などを低下させること
などの意味があり、人やチームの意欲・やる気・自信などを低下させることを表すときに用いられます。

現段階でメンバー発表するのは、士気を下げることにつながるのでもう少し先伸ばしにしましょう。
「士気を高める」は組織やチーム内のやる気や団結心を高めることを指し、「士気を下げる」は人やチームの意欲、やる気、自信などを低下させることを指しています。
