「伴侶」という言葉には、「一緒に連れ立って行く者」という意味があります。
親しい人を表す際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「伴侶」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「伴侶」の意味は『一緒に連れ立って行く者』
伴侶の読み方は「はんりょ」です。
明確な語源や由来はありませんが、「伴」と「侶」のそれぞれの意味は、
- 「伴」は、一緒にいること
- 「侶」は、連れ
この2つが合わさってできた言葉です。
『伴侶』には
- 一緒に連れ立って行く者
- つれ
- なかま
- 配偶者
などの意味があります。
「伴侶」の正しい使い方を例文で紹介!
「伴侶」は、一緒に連れ立って行く者を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①

人生の伴侶を得ることは、大きな喜びとなるだろう。
例文②

お互いを理解し合える伴侶が欲しい。
例文③

一生の伴侶を見つけることができて嬉しい。
例文④

良い伴侶と出会えて、私は幸せ者だ。
例文⑤

僕にとって彼女は唯一無二の伴侶だ。
【伴侶を使う時の注意点】
「伴侶」は、主に結婚した夫や妻、人生を共にするパートナーを指す丁寧な表現です。
日常会話よりは、文章やスピーチなどフォーマルな場で使うのが自然ですので覚えておきましょう。
「伴侶」の類義語・言い換え4選
『伴侶』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 配偶者
- パートナー
- 連れ合い
- 連れ
類義語①配偶者の意味
配偶者とは、結婚によって法的に結ばれた夫婦の一方を指す言葉である。
引用:Weblio辞書

彼の配偶者は医者です。
類義語②パートナーの意味
「相手」「仲間」「パートナー」といった意味を持つ。
引用:Weblio辞書

彼女は人生のパートナーを探している。
類義語③連れ合いの意味
配偶者。また、夫婦の片方が他方のことを他人にいう言い方。
引用:Weblio辞書

連れ合いと手をつないで歩く。
類義語④連れの意味
一緒に伴って行くこと。一緒に行動すること。また、その人。同伴者。
引用:Weblio辞書

今日は連れと一緒にカフェに行った。

「伴侶」と「配偶者」の違いは?
「伴侶」と「配偶者」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「伴侶」には一緒に連れ立って行く者という意味がありますが、
それに対し「配偶者」には、結婚によって法的に結ばれた夫婦の一方という意味があります。
「伴侶」は人生を共にするパートナー全般を指す丁寧な表現であるのに対して、「配偶者」は法律上の結婚相手を指し、公的文書や事務的な場で使われます。
似ている言葉ですが、時と場合に応じて使い分けましょう。
「伴侶」は英語で『partner』
伴侶は英語の『partner』に言い換えることができます。
英語の『partner』には
- 仲間
- 連れ
- 相棒
などという意味があります。
「伴侶」の対義語・反対語は『孤独』
伴侶の対義語は、『孤独』になります。
孤独には
- 仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること
- 思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人が一人もなく寂しいこと
などの意味があり、仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであることを表す際に用いられます。

孤独を紛らわすために本を読んだ。
一緒に連れ立って行く者という意味の「伴侶」に対して、仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであることを表す「孤独」は、反対の意味の言葉として使うことができます。
