「同梱」という言葉には、「一つの荷物の中に一緒に入れること」という意味があります。
荷物の梱包や配送の際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「同梱」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「同梱」の意味は『一つの荷物の中に一緒に入れること』
同梱の読み方は「どうこん」です。
語源は漢字の「同」と「梱」から成り立っており、
- 「同」はともにする、いっしょに
- 「梱」はそろえてしばる
の2つが合わさってできた言葉です。
『同梱』には
- 一つの荷物の中に一緒に入れること
などの意味があります。
「同梱」の正しい使い方を例文で紹介!
「同梱」は、荷物の梱包や配送の際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①

商品の組み立て方法については、同梱の説明書をご参照ください。
例文②

ネット通販で買ったものを同梱して送ってもらえるので、送料の節約になった。
例文③

同梱してあるはずの部品に不足があったので、カスタマーセンターに連絡しました。
例文④

母が姉に荷物を送るというので、誕生日プレゼントを同梱してもらった。
例文⑤

冷蔵品と常温品は同梱できません。
【同梱を使う時の注意点】
最近ではデジタルファイルを複数まとめることを「同梱」と表現する場合もあります。
「同梱」の類義語・言い換え3選
『同梱』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 同送
- 付属
- 添付
類義語①同送の意味
何か別のものと一緒に送ること、を意味する表現。
引用:Weblio辞書

手続き用の書類は、パンフレットとまとめて同送します。
類義語②付属の意味
主になるものに付き従っていること。また、そのもの。
引用:コトバンク

このスマホケースは、液晶の保護フィルムも付属しています。
類義語③添付の意味
書類などに、付け添えること。
引用:コトバンク

書類の記入時には、添付してある記入例を参考にしてください。

「同梱」と「同封」の違いは?
「同梱」と「同封」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「同梱」には一つの荷物の中に一緒に入れることという意味がありますが、
それに対し「同封」には、封筒の中に手紙と一緒にほかのものを入れることという意味があります。
「同梱」と「同封」は入れ物が箱か封筒かという違いがあります。
段ボール箱などに複数の荷物を入れる場合は「同梱」を、封筒の中に複数の書類や切手などを入れる場合は「同封」を使います。
「同梱」は英語で『packing together with』
同梱は英語の『packing together with』に言い換えることができます。
英語の『packing together with』には
- 同梱
という意味があります。
「同梱」の対義語・反対語2選
同梱の対義語は、2つあります。
- 開梱
- 別送
対義語①開梱の意味
梱包された荷物を開くこと。
引用:コトバンク
開梱には
- 梱包された荷物を開くこと
などの意味があり、荷物を開けることを表すときに用いられます。

新生活では、引っ越し後の開梱作業が大変でした。
類義語②別送の意味
別途に送ること。
引用:コトバンク
別送には
- 別途に送ること
などの意味があり、荷物を別々に送ることを表すときに用いられます。

注文した商品の入荷日が違うので、別送してもらうことになった。
「同梱」は一つの荷物の中に一緒に入れることという意味で使われます。
それに対し、「開梱」は梱包された荷物を開くことという意味で使われ、「別送」は別途に送ることという意味で使われます。
