「走馬灯」という言葉には、「中心部から発せられた光により内側の影絵が回転しながら煌びやか写るように細工された灯籠」という意味があります。
日常生活ではあまり使われない言葉ですので、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「走馬灯」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「走馬灯」の意味は『中心部から発せられた光により内側の影絵が回転しながら煌びやか写るように細工された灯籠』
【走馬灯の意味】
「走馬灯」とは、中心部から発せられた光により内側の影絵が回転しながら煌びやか写るように細工された灯籠のことである。
人が死ぬ間際に人生の様々な情景や記憶が脳裏に浮かんでは消えて行くことは「走馬灯のように」と形用され、「走馬灯のように思い出した」などとも表現される。
引用: Weblio辞書
走馬灯の読み方は「そうまとう」です。
語源は、中に蝋燭を灯すと、内側の絵や文字が回転して動いて見える構造の灯篭です。
この様子が、馬が走っているように見えることから「走馬灯」と呼ばれるようになりました。
また、このことから転じて、「人の一生や過去の出来事が次々と思い浮かぶこと」という意味でも使われています。
『走馬灯』には
- 中心部から発せられた光により内側の影絵が回転しながら煌びやか写るように細工された灯籠
- 人が死ぬ間際に人生の様々な情景や記憶が脳裏に浮かんでは消えて行くこと
などの意味があります。
「走馬灯」の正しい使い方を例文で紹介!
「走馬灯」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①細工された灯籠を意味する時
内側の影絵が回転しながら煌びやか写るように細工された灯籠を意味する時に使われます。
【例文①】
B男祖父の家にあった走馬灯がお気に入りでした。
【例文②】
B子フリーマーケットで古い走馬灯を買いました。
例文②人生の様々な情景や記憶が脳裏に浮かんでは消えて行くことを表す時
人が死ぬ間際に人生の様々な情景や記憶が脳裏に浮かんでは消えて行くことを表す時に使われます。
【例文①】
B男事故の瞬間、走馬灯のように人生が浮かぶのだろうか。
【例文②】
B子病気で倒れたとき、走馬灯のように昔のことを思い出した。
【走馬灯を使う時の注意点】
「走馬灯」は、本来は内側の影絵が回転して煌びやかに映るように作られた灯籠を指しますが、現代では比喩的に「人生や過去の出来事が次々と思い浮かぶこと」という意味で使われることの方が一般的です。
「走馬灯」の類義語・言い換え3選
『走馬灯』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 回想
- 追憶
- フラッシュバック
類義語①回想の意味
かつて経験したことを思いめぐらすこと。過去のことをふりかえって思いおこすこと。
引用:Weblio辞書
B子見どころは、子ども時代の思い出を回想したシーンです。
類義語②追憶の意味
過ぎ去ったことに思いをはせること。過去をしのぶこと。追想。
引用:Weblio辞書
A子アルバムをめくりながら学生の頃を追憶した。
類義語③フラッシュバックの意味
過去の出来事がはっきりと思い出されること。逆行再現。
引用:Weblio辞書
B男昨日の事故のことがフラッシュバックしてきた。

「走馬灯」は英語で『revolving lantern』
走馬灯は英語の『revolving lantern』に言い換えることができます。
英語の『revolving lantern』には
- 走馬灯のように
という意味があります。
「走馬灯」の対義語・反対語はありません
走馬灯の対義語は、ありません。


