空蝉の意味とは?正しい使い方・例文をわかりやすく解説!英語への言い換えは?

セミ

「空蝉」という言葉には、「この世に現に生きている人・蝉の抜け殻」という意味があります。

日常生活ではあまり使われない言葉ですので、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「空蝉」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

空蝉の意味は『この世に現に生きている人・蝉の抜け殻』

【空蝉の意味】

1 この世に現に生きている人。転じて、この世。うつしみ。
2 蝉の抜け殻。また、蝉。

引用:Weblio辞書

空蝉の読み方は「うつせみ」です。

語源は、この世を生きる人を意味する「現し臣(うつしおみ)」という言葉が音変化したものとされます。

のちに「空蝉」という漢字が当てられました。

「空」と「蝉」のそれぞれの意味は、

  • 「空」は、空っぽ
  • 「蝉」は、昆虫のセミ

この2つが合わさってできた言葉です。

『空蝉』には

  • この世に現に生きている人
  • 転じて、この世
  • うつしみ
  • 蝉の抜け殻

などの意味があります。

空蝉の正しい使い方を例文で紹介!

「空蝉」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①この世に現に生きている人を意味する時

世の中自体や、この世に現に生きている人を表す際に使われます。

【例文①】

B男

こうして小さなことで悩むのも、空蝉としての弱さだろう。

【例文②】

B子

はかない空蝉としての気持ちを詩にのせる。

例文②蝉の抜け殻や蝉を表す時

蝉の抜け殻や蝉を表す時に使われます。

【例文①】

B男

子どもが空蝉を拾って宝物みたいに大事にしてた。

【例文②】

B子

空蝉の殻を集めて、夏の自由研究にした。

空蝉を使う時の注意点】

「空蝉」は、多くは蝉や蝉の抜け殻を意味する言葉ですが、この世に現に生きている人という意味でも使われることがあります。

日常会話では古風に聞こえるため、口語的ではなく、創作場面や文章表現として用いられるのが一般的です。

空蝉類義語・言い換え3選

空蝉』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 蝉の抜け殻
  2. 現世

類義語①蝉の抜け殻の意味

蝉が幼虫から成虫になる際の、脱皮したあとの殻。

引用:Weblio辞書

B子

息子が蝉の抜け殻をたくさん持って帰ってきた。

類義語②蝉の意味

半翅(はんし)目セミ科の昆虫の総称。

引用:Weblio辞書

A子

蝉の鳴き声が聞こえると夏だなと思う。

類義語③現世の意味

現在の世。この世。仏教では三世の一。現在生(げんざいしょう)。現在世。げんせい。

引用:Weblio辞書

B男

現世での行いが来世につながっていると信じています。

感傷に浸るの意味

空蝉は英語で『cicada

空蝉は英語の『cicada』に言い換えることができます。

cicadaの意味

セミ

引用:Weblio英和辞典・和英辞典

英語の『cicada』には

  • セミ

という意味があります。

「空蝉」の対義語・反対語はありません

空蝉の対義語は、ありません

おセンチの意味

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