「乱高下」という言葉には、「相場などが短期間のうちに激しく上下に動くこと」という意味があります。
数値が変動することを表す際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「乱高下」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「乱高下」の意味は『相場などが短期間のうちに激しく上下に動くこと』
乱高下の読み方は「らんこうげ」です。
語源は、無駄れるという意味の「乱」と、高く下がるという意味の「高下」が組み合わされた言葉です。
激しく上下に動く様子を表す表現として使われています。
『乱高下』には
- 相場などが短期間のうちに激しく上下に動くこと
などの意味があります。
「乱高下」の正しい使い方を例文で紹介!
「乱高下」は、相場などが短期間のうちに激しく上下に動くことを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子株価が最近乱高下していて、投資家たちは落ち着かない日々を送っています。
例文②
B男天気が乱高下して、暑くなったり寒くなったりして体調管理が大変です。
例文③
C子気分が乱高下して、元気な時と落ち込む時がある。
例文④
B子為替レートが乱高下して、ハラハラします。
例文⑤
C男彼女は気分が乱高下するので、ついていけません。
【乱高下を使う時の注意点】
「乱高下」は、数値や状態の上下変動が激しい場合に使う言葉で、日常会話では株価や気温、感情の変化など具体的な対象に使うと自然です。
「乱高下」の類義語・言い換え4選
『乱高下』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 急変
- 上下動
- 波乱
- 乱調
類義語①急変の意味
状態が急に変わること。
引用:Weblio辞書
B子天気が急変して、急に雨が降り始めました。
類義語②上下動の意味
地震などで、垂直方向の震動。
引用:Weblio辞書
A子株価は昨日から大きく上下動しています。
類義語③波乱の意味
激しい変化や曲折のあること。また、そうした事態。騒ぎ・もめごとなど。
引用:Weblio辞書
B子昨日の試合は波乱の連続でした。
類義語④乱調の意味
調子が乱れていること。また、乱れた調子や、そのさま。乱調子。
引用:Weblio辞書
C男会議の進行が乱調で、予定よりも時間がかかってしまいました。

「乱高下」は英語で『violent fluctuations』
乱高下は英語の『violent fluctuations』に言い換えることができます。
英語の『violent fluctuations』には
- 乱調子
- 乱高下
という意味があります。
「乱高下」の対義語・反対語は『安定』
乱高下の対義語は、『安定』になります。
安定には
- 物事が落ち着いていて、激しい変動のないこと。
などの意味があり、物事が落ち着いていて、激しい変動のないことを表す際に用いられます。
B男気温が安定しているので、服装に悩まずに済みます。
相場などが短期間のうちに激しく上下に動くことという意味の「乱高下」に対して、物事が落ち着いていて、激しい変動のないことという意味の「安定」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


