「光陰矢の如し」という言葉には、「月日のたつのが早いたとえ」という意味があります。
時の流れが早いことを表す際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「光陰矢の如し」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「光陰矢の如し」の意味は『月日のたつのが早いたとえ』
光陰矢の如しの読み方は「こういんやのごとし」です。
語源は中国のことわざで、放たれた矢のように月日があっという間に過ぎ去ってしまうことを意味する「光陰如箭(こういんじょぜん)」 です。
「光陰」は、時間や年月を意味しており、「矢の如し」は、矢のように速いスピードを表しています。
『光陰矢の如し』には
- 月日のたつのが早いたとえ
などの意味があります。
「光陰矢の如し」の正しい使い方を例文で紹介!
「光陰矢の如し」は、月日のたつのが早いことをたとえる際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子子どもの成長を見ていると、光陰矢の如しだと痛感する。
例文②
B男あの日からもう10年。光陰矢の如しだ。
例文③
C子光陰矢の如し、だからこそ今を大切にしたい。
例文④
B子いつのまにか季節が巡っている。光陰矢の如しだ。
例文⑤
C男光陰矢の如し、時間は止まってくれない。
【光陰矢の如しを使う時の注意点】
「光陰矢の如し」は、時間の流れが非常に速いことをたとえたことわざです。
教訓的でやや硬い表現のため、日常会話ではやや大げさに感じられる場合があります。
文章やスピーチなど、時間の大切さを強調したい場面で使うとよいでしょう。
「光陰矢の如し」の類義語・言い換え2選
『光陰矢の如し』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 歳月人を待たず
- 時は金なり
類義語①歳月人を待たずの意味
年月は人の都合にかかわりなく、刻々と過ぎていき、少しもとどまらない。
引用:Weblio辞書
B子歳月人を待たずで時間はあっという間に過ぎてしまう。
類義語②時は金なりの意味
時は貴重であるからむだに過ごしてはならない。
引用:Weblio辞書
A子時は金なりだからこそ、無駄な作業はできるだけ減らしたい。

「光陰矢の如し」は英語で『Time flies』
光陰矢の如しは英語の『Time flies』に言い換えることができます。
英語の『Time flies』には
- 時が過ぎるのはあっという間
という意味があります。
「光陰矢の如し」の対義語・反対語はありません
光陰矢の如しの対義語は、ありません。


