「威風堂々」という言葉には、「態度や雰囲気や佇まいが威厳に満ちていて立派なさま」という意味があります。
立派な様子を表す際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「威風堂々」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「威風堂々」の意味は『態度や雰囲気や佇まいが威厳に満ちていて立派なさま』
威風堂々の読み方は「いふうどうどう」です。
語源は、人をおそれさせるような威厳ある雰囲気を意味する「威風」と、落ち着いていて立派な様子を意味する「堂々」が組み合わされた言葉です。
態度や姿が威厳に満ち、立派で自信にあふれている様子を表す言葉として使われるようになりました。です。
『威風堂々』には
- 態度や雰囲気や佇まいが威厳に満ちていて立派なさま
などの意味があります。
「威風堂々」の正しい使い方を例文で紹介!
「威風堂々」は、態度や雰囲気や佇まいが威厳に満ちていて立派なさまを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子彼はステージに立つと、威風堂々とした姿だった。
例文②
B男城壁は威風堂々と空にそびえたっている。
例文③
C子威風堂々とした演奏が観客を魅了した。
例文④
B子威風堂々たる佇まいが、人々の心をつかむ。
例文⑤
C男威風堂々とした城下町を歩く。
【威風堂々を使う時の注意点】
「威風堂々」は、態度や立ち居振る舞いに威厳があり、立派な様子を表す言葉です。
非常に評価の高い表現なので、一般的には他者の姿勢や雰囲気を客観的に評価する場面で用いられます。
「威風堂々」の類義語・言い換え3選
『威風堂々』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 堂々
- 風格
- 威厳
類義語①堂々の意味
外見や物腰などにどっしりとした立派さを感じさせるさま、びくびくしておらず威厳を感じさせる様子などを意味する表現。
引用:Weblio辞書
B子堂々とした振る舞いが、周囲に安心感を与える。
類義語②風格の意味
その人の容姿や態度などに現れる品格。
引用:Weblio辞書
A子彼女には年齢以上の風格が感じられる。
類義語③威厳の意味
人や物事が持つ、重厚さや堂々とした態度を表す言葉である。
引用:Weblio辞書
B男部長は威厳を感じさせる人物だ。

「威風堂々」と「正々堂々」の違いは?
「威風堂々」と「正々堂々」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「威風堂々」には態度や雰囲気や佇まいが威厳に満ちていて立派なさまという意味がありますが、
それに対し「正々堂々」には、態度や手段が正しくりっぱなさまという意味があります。
「威風堂々」は雰囲気や風格が堂々としていることを、「正々堂々」は行動や姿勢が公正で立派であることを表します。
どちらも堂々とした印象を与える言葉ですが、ニュアンスが異なりますので時と場合に応じて使い分けましょう。
「威風堂々」は英語で『solemness』
威風堂々は英語の『solemness』に言い換えることができます。
英語の『solemness』には
- 威厳のある深刻な特質
という意味があります。
「威風堂々」の対義語・反対語は『おどおど』
威風堂々の対義語は、『おどおど』になります。
おどおどには
- 緊張・不安や恐怖心で落ち着かないさま
などの意味があり、緊張・不安や恐怖心で落ち着かないさまを表す際に用いられます。
B男緊張のあまり、おどおどしてしまった。
態度や雰囲気や佇まいが威厳に満ちていて立派なさまという意味の「威風堂々」に対して、緊張・不安や恐怖心で落ち着かないさまという意味の「おどおど」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


