「キックバック」という言葉には、「支払い代金の一部を手数料などとして返すこと」という意味があるカタカナ語です。
ビジネスシーンや政治ニュースでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「キックバック」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
キックバックの意味は『支払い代金の一部を手数料などとして返すこと』
キックバックの読み方は「きっくばっく」です。
語源は英語の「kickback」から来ており、恐らくはアメリカで制定されている「反キックバック法」から取られて日本でも浸透していったと言われています。
『キックバック』には
- 支払い代金の一部を手数料などとして返すこと
- 割り戻し・リベート
などの意味があります。
「キックバック」の正しい使い方を例文で紹介!
「キックバック」は、支払い代金の一部を手数料などとして返すことを表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子今期の販売目標達成のお礼として、売上総額の5%をキックバックします。
例文②
B男この商品を100個売ってくだされば、売り上の10%をキックバックしましょう。
例文③
C子多数の政治家がパーティー券収入の一部をキックバックとして受け取ったと報道され、次の選挙にも影響が出るでしょう。
例文④
B子彼は建設会社からのキックバックを受け取った疑いで告発されていました。
例文⑤
C男見積りが高過ぎて、水増しされた金額の一部がキックバックとして還流しているのではないかと疑っています。
【キックバックを使う時の注意点】
「キックバック」は支払い代金の一部を手数料などとして返すことを指し、合法と非合法を含めて謝礼や賄賂目的で授受される金銭を表すときに使われます。
本来は「販売奨励金(リベート)」「紹介料」「売上報奨金」などの公に出来る合法的なものですが、政治の世界などでキックバックという手法を用いて裏金を作っていたこともありネガティブなイメージもあります。
ビジネスシーンではネガティブな印象を与える場合があるので、「仕入割戻」や「報奨金」など具体的な名称を使うようにしましょう。
「キックバック」の類義語・言い換え5選
『キックバック』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 裏金
- キャッシュバック
- 返戻金
- バックマージン
- 袖の下
類義語①裏金の意味
- 取引などで、事をうまく運ぶため表に出さないで支払う金銭。
- 帳簿に記載せず、不正に隠し持っている金銭。
- (「裏鉄」とも書く)雪駄などの裏のかかとの部分に打ちつける鉄の薄板。
- 鉋の刃の裏がわにつける小形の刃。
引用:コトバンク
B子経理担当者が、架空の出張をでっち上げて旅費を水増しし、裏金を作って使っていたことが発覚しました。
類義語②キャッシュバックの意味
支払った現金が返ってくること。
引用:weblio辞書
A子スマホを契約したら、20000ポイントをキャッシュバックするキャンペーンが開催中でした。
類義語③返戻金の意味
生命保険や積立保険などの契約が満期になったとき、また、契約を解除したときに戻ってくる金。それぞれ満期返戻金、解約返戻金ともいう。払戻金。
引用:コトバンク
B男生命保険を解約する時は、解約返戻金がいつ支払われるのか、確認したほうがいいよ。
類義語④バックマージンの意味
リベートの一種で、メーカーや問屋が販売店に対し、すでに販売した商品の価格を販売前までさかのぼって下げ、その差額を販売店に支払うこと。販売促進のひとつとして使われたりすることが多い。
引用:weblio辞書
B子Aさんは取引を成立させるため、相手企業のB部長にバックマージンとして〇万円を渡していたことが発覚し、処分を受けていました。
類義語⑤袖の下の意味
人目につかないように袖の下から贈る物。内密に贈る品物や金銭。そでした。わいろ。
引用:コトバンク
C男あの建築業者は何人もの政治家に対して袖の下を使ったという疑いをかけられています。

「キックバック」と「裏金」の違いは?
「キックバック」と「裏金」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「キックバック」には支払い代金の一部を手数料などとして返すことという意味がありますが、
それに対し「裏金」には、非合法の手段でねん出される資金のことという意味があります。
「キックバック」は、本来は「販売奨励金(リベート)」「紹介料」「売上報奨金」のことで公に出来る合法的なものです。
一方で「裏金」は、非合法の手段で作られる公にできない資金であり、脱税にもなるものです。
しかし「キックバック」は、政治の世界ではキックバックという手法を用いて裏金を作っていたこともあり、非合法・違法な行為になります。
「キックバック」の対義語・反対語はありません
キックバックの対義語は、ありません。


